露点温度の計算:気温と湿度から露点(結露する温度)を出す

気温と相対湿度から、空気中の水蒸気が水滴になり始める温度を計算します。

露点温度は約9.3℃

気温 20℃・相対湿度 50% のとき

気温は−45〜60℃、相対湿度は0%より大きく100%以下で入力してください。

気象庁『気象観測の手引き』第5章を参照。表5-1の値を照合(2026年10月4日確認)。計算には WMO の近似式(Magnus 型)を使用し、表の値と比べて露点は0.1℃ほどずれることがあります。

この表の見方: 左が項目、右が入力から出した値です。露点は、この水蒸気圧から逆算して出します。
飽和水蒸気圧23.33 hPa
水蒸気圧11.66 hPa
気温と相対湿度20℃・50%
結露する結露しない露点 9.3℃今の気温 20℃−10℃0℃10℃20℃30℃
気温があと10.7℃下がると、空気中の水蒸気が水滴になり始めます(結露)

計算の仕方

飽和水蒸気圧 e_s = 6.112 × exp(17.62 × T ÷ (243.12 + T)) hPa / 水蒸気圧 e = e_s × 相対湿度 ÷ 100 / 露点 = 243.12 × γ ÷ (17.62 − γ)(γ = ln(e ÷ 6.112))

  • 1. 気温T(℃)と相対湿度(%)を入れます。気温は−45〜60℃、相対湿度は0%より大きく100%以下です。範囲外や空欄のときは、露点の結果を隠して入力の案内を出します(下の内訳の表には直前の値が残ることがあります)。
  • 2. 気温から、水上の飽和水蒸気圧 e_s を出します。式は WMO の近似式で、適用範囲は−45〜60℃です。気象庁『気象観測の手引き』第5章の表5-1と値を照合していますが、WMO の原文は取得できなかったため、原文と式を照合したとはしていません。
  • 3. 水蒸気圧は、飽和水蒸気圧に相対湿度をかけて100で割ります。相対湿度が100%なら、水蒸気圧は飽和水蒸気圧と同じです。
  • 4. 露点は、この水蒸気圧が飽和水蒸気圧になる温度です。上の式を温度について逆に解いた式で出します。
  • 5. 表示は、露点を小数点以下第1位に四捨五入して「約○℃」と書きます。飽和水蒸気圧と水蒸気圧は、小数点以下2桁のhPaです。
  • 6. 露点が−45℃を下回るときは、式の適用範囲外への外挿値だという注意を出します。
  • 7. 露点が0℃未満のときは、過冷却水面に対する露点であり、氷面に対する霜点ではないという注意を出します。
  • 8. 気象庁の表5-1の値と比べると、露点は0.1℃ほどずれることがあります。

結果の読み方

結果の読み方
結果意味
露点温度空気を冷やしたときに、水蒸気が水滴になり始める温度です。表面温度が露点より低くなると、結露しやすくなります。
窓ガラスなどの表面温度との比べ方窓ガラスなどの表面温度を、出た露点と比べます。露点より低ければ結露しやすく、近いときは目安として見ます。実際の結露は、換気や表面の状態などでも変わります。
露点が気温に近いとき相対湿度が100%に近いほど、露点は気温に近づきます。気温20℃で相対湿度100%なら、露点は20.0℃で気温と同じです。
露点が0℃未満のとき過冷却の水に対する値です。氷に対する霜点ではありません。
露点が−45℃を下回るとき式の適用範囲外への外挿値です。値は参考にとどめます。
表の値との差気象庁『気象観測の手引き』の表5-1の値と比べて、露点は0.1℃ほどずれることがあります。
よくある間違い: 露点と相対湿度を取り違える相対湿度は、その気温の飽和水蒸気圧に対する水蒸気圧の割合で、露点は温度です。同じ相対湿度50%でも、気温20℃なら露点は9.3℃、気温30℃なら18.4℃と、露点は変わります。
よくある間違い: 0℃未満の露点を霜点と読む0℃未満の値は、過冷却の水に対する露点です。氷に対する霜点ではないので、霜が付く温度としては読みません。
よくある間違い: 露点より少し高い表面温度なら結露しないと考える露点は結露しやすさの目安です。風通しや表面の状態などでも変わるので、露点にごく近い表面温度では、結露しないとは言い切れません。

目安です。気温と相対湿度の入力値から出した値で、実際の結露を保証するものではありません。

計算例

計算例
入力計算結果
気温20℃・相対湿度50%左の入力で、気温20℃の飽和水蒸気圧は23.33hPaです。相対湿度が50%なので、水蒸気圧は11.66hPaです。この水蒸気圧が飽和になる温度を、同じ式を逆に解いて出すと、露点は9.3℃です露点温度は約9.3℃
気温30℃・相対湿度70%左の入力で、気温30℃の飽和水蒸気圧は42.34hPaです。相対湿度が70%なので、水蒸気圧は29.64hPaです。この水蒸気圧が飽和になる温度を、同じ式を逆に解いて出すと、露点は23.9℃です露点温度は約23.9℃

露点温度の早見表(気温と相対湿度ごと)

表の見方: 行が気温(℃)、列が相対湿度(%)で、交わる所が露点温度(℃)です。窓ガラスなどの表面温度がこの値より低いと、結露しやすくなります。0℃未満の値は過冷却の水に対する値で、氷に対する霜点ではありません。

露点温度の早見表(気温と相対湿度ごと)
気温40%50%60%70%
10℃-3.00.02.64.8
15℃1.54.77.39.6
20℃6.09.312.014.4
25℃10.513.916.719.1
30℃14.918.421.423.9

窓が何℃なら、湿度を何%以下にすれば結露しない?

上の初期値(気温20℃・相対湿度50%)の露点は約9.3℃です。窓の表面温度がこの値より低いと結露しやすくなります。逆に、窓が5℃なら、気温20℃の部屋で結露しない湿度は37%以下です。

この表の見方: 左が窓の表面温度(例。自分の窓に近い行を選びます)、右の3列が室温ごとの、結露しない湿度の上限です。上限は、露点が窓の表面温度と同じになる相対湿度を、このページの式を逆に解いて出し、小数点以下を切り捨てたものです。窓が室温と同じかそれより高いセルは、湿度を下げても露点が窓の温度に近づくだけで、表の値は出さず「—」にしています(窓が室温と同じなら、湿度100%で結露が始まります)。

自分の窓に近い温度(例)室温15℃室温20℃室温25℃
0℃35%26%19%
5℃51%37%27%
10℃72%52%38%
15℃—72%53%

この表を自分の部屋で使うときは、次の点に気をつけます。

  • 自分の窓の温度の見当: 窓の表面温度は、外の気温が低いほど下がります。このページが結露の目安にしているのも、外の冷気で冷えた窓ガラスや北側の壁です。表の0〜15℃は並べた例で、ご自宅の窓の温度ではありません。窓に触れたり温度計を当てたりして、近い行を選びます。
  • 湿度を下げても、窓を温めても、差が開く: 露点と窓の表面温度の差が開くほど、結露しにくくなります。気温20℃の部屋で、窓が5℃なら上限は37%ですが、窓が10℃まで温まれば上限は52%に上がります。どちらでも結露しにくくなります。
  • 上限ぎりぎりでは、結露しないとは言い切れない: 露点は結露しやすさの目安です。風通しや表面の状態でも変わるので、上限より少し低い湿度を目安にしてください。

露点温度と結露の目安

露点温度は、空気を冷やしたときに水蒸気が水滴になり始める温度です。表面温度が露点より低くなると結露しやすくなります。窓ガラスは身近な例ですが、実際の結露は換気や表面の状態などでも変わります。

計算式

飽和水蒸気圧 es = 6.112 × exp(17.62 × T / (243.12 + T)) hPa。Tは気温(℃)です。水蒸気圧は飽和水蒸気圧 × 相対湿度 ÷ 100。露点はこの水蒸気圧から同じ式を逆算します。

計算式は WMO の近似式(Magnus 型)です。WMO の原文は取得できなかったため、原文と式を照合したとはしていません。気象庁『気象観測の手引き』第5章の定義と表5-1を参照し、飽和水蒸気圧の値を照合しています。式の飽和水蒸気圧の適用範囲は−45〜60℃で、露点が−45℃を下回る場合は逆算値が範囲外への外挿になります。0℃未満の値は過冷却水面に対する露点であり、氷面に対する霜点ではありません。

気温・湿度から体感の目安を調べる場合は不快指数の計算も利用できます。

よくある質問

露点温度とは何ですか?

空気中の水蒸気量を保ったまま空気を冷やしたとき、水蒸気が飽和して水滴になり始める温度です。

露点より低い面は必ず結露しますか?

必ずではありませんが、結露しやすくなります。たとえば室温22℃・湿度50%の部屋なら露点は約11℃で、外の冷気で11℃より冷えた窓ガラスや北側の壁から水滴がつき始めます。

霜点は計算できますか?

このページは計算しません。霜点は氷の面で水蒸気が飽和する温度で、0℃未満では露点より少し高くなります。たとえば気温0℃・湿度70%なら、露点は約−4.8℃、霜点は約−4.3℃です(世界気象機関の観測の手引きにある氷面の近似式で計算)。

窓が5℃のとき、湿度を何%まで下げれば結露しない?

気温20℃の部屋なら、37%以下です。窓の5℃が露点になる相対湿度を、このページの式を逆に解いて出し、小数点以下を切り捨てています。窓の表面温度は部屋によって違うので、実際の窓の温度に近い行を、上の表から選んでください。

室温を上げると、結露しない湿度の上限は上がる?下がる?

下がります。窓が5℃のとき、室温15℃で51%、室温20℃で37%、室温25℃で27%です。室温が高いほど空気が含める水蒸気の量が増え、同じ湿度でも実際の水蒸気が多くなるので、露点が上がって窓の温度に近づきます。

2026年10月23日現在の情報です(データ最終更新: 2026年10月20日)。出典: 気象庁『気象観測の手引き』第5章 5.1 定義と単位・表5-1