日本橋・八重洲で夢二のアート展示、仮囲いに呉服橋の記憶
ベストカレンダー編集部
2026年10月23日 18:58
呉服橋の記憶を、再開発現場の仮囲いに描く
日本橋川沿いの再開発エリアで、工事用仮囲いをアートの展示空間として活用するプロジェクト「NIHONBASHI RIVER WALK MUSEUM」の第五弾が、2026年10月23日から始まりました。会場となるのは、東京建物が地権者とともに推進する「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の工事用仮囲いです。
今回のテーマは「呉服橋と竹久夢二」。アート作家・いとう瞳氏が、かつて再開発敷地にあった竹久夢二の「港屋絵草紙店」に着目し、夢二の作品と呉服橋の地のつながりを想像しながら制作しました。展示作品は『橋と夢二(呉服橋の記憶、進む時代、“かわいい”の文化、夢二と本)』。2026年10月23日(金)から2027年9月中(予定)まで掲出されます。
「NIHONBASHI RIVER WALK MUSEUM」は、2025年7月に始動した取り組みです。日本橋リバーウォークで進行する大規模再開発の工事用仮囲いに作品を掲出し、各地区の展示を巡りながらエリアの魅力に触れ、まち歩きを楽しめる場をつくります。今回の企画監修は公益財団法人彫刻の森芸術文化財団が担当しています。
夢二が生きた時代と、いとう瞳氏の色彩
作品は、明治から昭和初期にかけての呉服橋周辺を、いとう氏ならではの世界観で色彩豊かに表現しています。江戸から近代へ移るなかで、八重洲は文化や流行の発信地となりました。作品では、夢二と「港屋絵草紙店」にまつわる土地の記憶を手がかりに、過去の風景と発展を続ける現在、そしてこれからのまちを重ね合わせています。
版画を学んだいとう氏のイラストは、和の要素を取り入れながら、特徴的な色使いやグラデーションによって新しさも感じさせるもの。過去と現在が融合した、スタイリッシュで趣深い風景を映し出します。作品についての解説は、公益財団法人彫刻の森芸術文化財団の齋藤由里子氏が執筆しています。
- 作品名:橋と夢二(呉服橋の記憶、進む時代、“かわいい”の文化、夢二と本)
- 作品の構成:「呉服橋の記憶」「進む時代」「“かわいい”の文化」「夢二と本」
- 掲出期間:2026年10月23日(金)~2027年9月中(予定)
- 掲出場所:東京都中央区八重洲一丁目400番、401番、402番(地番)「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」工事用仮囲い
いとう瞳氏は1996年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画コースを卒業。PALETTE CLUB SCHOOL受講後、横浜コンペティション最高賞、HBギャラリーコンペ鈴木成一賞、ザ・チョイス年度賞などを受賞し、個展の開催を含め作品発表を続けながらイラストレーターとして活動しています。
主な仕事には、中島京子著『小さいおうち』(文藝春秋)の装画、「ユーミンをめぐる物語」、JUJU(ソニー・ミュージックレーベルズ)のジャケットアートワークやツアーグッズ、「ハン・ガンコレクション」(ハン・ガン著、斎藤真理子訳、白水社)の装画があります。今回の展示では、こうした活動を続ける作家が、八重洲にゆかりのある竹久夢二と土地の歴史を題材にしています。
まち歩きの舞台となる日本橋リバーウォーク
日本橋リバーウォークは、日本橋川沿いの親水空間と川沿い歩行者ネットワークを中心に、5つの再開発区域とその周辺一帯を指すエリア名称です。現在、再開発区域と周辺で官民地域が連携したまちづくりが進められており、今回の八重洲一丁目北地区も5つの再開発事業のひとつに数えられます。
「NIHONBASHI RIVER WALK MUSEUM」では、これまでにも複数の再開発現場の仮囲いを展示場所としてきました。各展示の掲出時期と作品は次の通りです。
- 日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業(東京ミッドタウン日本橋):2025年7月~2026年1月、ナカミツキ『Nihonbashi Symphonia ー響きあう多声的な都市像ー』
- 八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業:2025年10月~2026年3月、東山詩織『4つの風景(万年青、橋、城門、家・門をくぐる)』
- 日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業:2025年12月~2026年11月(予定)、木住野彰悟『Bridging Tradition and the Future』
- 日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業:2026年7月~2027年5月(予定)、大巻伸嗣『Echoes Infinity – QLAMMVON』
本展示の主催は、一般社団法人日本橋リバーウォークエリアマネジメント(代表理事 山本 德治郎)と八重洲一丁目北地区市街地再開発組合(理事長 山腰 正大)。東京建物株式会社が企画し、公益財団法人彫刻の森芸術文化財団が企画監修、竹久夢二美術館が監修協力、公益財団法人竹久夢二伊香保記念館と千代田区が協力、株式会社クオラスが制作支援を担います。
将来の水辺空間と歩行者ネットワークを整備
八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業は、東京駅・日本橋駅に直結予定の大規模再開発です。建築工事は2024年12月に始まり、2029年度(一部2032年度)の竣工を目指しています。高層棟にはオフィスや商業施設のほか、高度金融人材サポート施設を整備する計画です。また、長期滞在も可能な宿泊施設として、アスコットの最上位ラグジュアリーブランドで日本初発表となる「SEN/KA TOKYO by The Crest Collection」を設けます。
事業では、首都高地下化の実現に向けた各種協力を行うとともに、日本橋川交流拠点の象徴となる水辺空間を整備します。さらに、東京駅・大手町駅・日本橋駅を結ぶ地上・地下の歩行者ネットワークも計画されています。地下ネットワークによって、他の再開発事業地内に整備予定の通路を含め、国内最大となる10駅が地下で連結される予定です。
一般社団法人日本橋リバーウォークエリアマネジメントは、エリアで一体感のあるまちづくりを進めるため、2025年4月に発足しました。新たに生まれる空間の利活用と情報発信を通して、エリア価値の向上を目指しています。仮囲い装飾のほか、日本橋リバーウォーク公式サイトの運用や、まちづくりプレゼンテーション拠点「VISTA」との連携を通じて情報発信とにぎわいづくりに取り組みます。構成メンバーは、日本橋一丁目中地区市街地再開発組合、八重洲一丁目北地区市街地再開発組合、日本橋室町一丁目地区市街地再開発組合、日本橋一丁目東地区市街地再開発組合、日本橋一丁目1・2番地区市街地再開発組合です。
今回の展示は、工事が続く仮囲いを、地域の歴史や文化に触れられる場へと活用する取り組みです。作品を手がかりに呉服橋と夢二の関係に思いを巡らせながら、日本橋川沿いの再開発エリアを歩く機会となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示 | 「NIHONBASHI RIVER WALK MUSEUM」第五弾 |
| 作品 | いとう瞳『橋と夢二(呉服橋の記憶、進む時代、“かわいい”の文化、夢二と本)』 |
| 期間 | 2026年10月23日(金)~2027年9月中(予定) |
| 場所 | 東京都中央区八重洲一丁目400番、401番、402番(地番)/八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の工事用仮囲い |
| 公式サイト | https://www.nihonbashiriverwalk.jp/ |
| 関連リリース | https://www.nihonbashiriverwalk.jp/news/release_20250710/ / https://tatemono.com/news/20241210.html / https://tatemono.com/news/20250611.html |
夢二が活動した時代の風景を現在の工事現場に重ねる今回の展示は、再開発の進行とともに変化する八重洲・日本橋の土地の記憶を、まち歩きのなかで感じられる企画です。
出典:PR TIMES の発表
この記事は、元の発表をもとに AI を用いて下書きし、点検を通して 2026年10月23日 に公開しました(記事の作り方)。
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