徳島に「TO。hotel」開業、男女別キャビンと地元朝食
ベストカレンダー編集部
2026年10月8日 20:46
眉山の麓、既存ビルを再生した「TO。hotel」
徳島市大道に、キャビンと個室を備えた宿泊施設「TO。hotel(トマルホテル)」が2026年10月8日(木)にグランドオープンしました。運営するのは、徳島県名東郡佐那河内村に所在地を置く株式会社かたちとことばデザイン舎です。徳島市・眉山の麓にある3階建ての既存ビルを一級建築士が再生し、男女別の専用フロアを設けたキャビン、ツインルーム、地域の人も利用できるシェアラウンジを整えています。
同社の調べによると、徳島県内で男女それぞれの専用フロアにキャビン型客室を設けた宿泊施設としては初めて(2026年10月時点、WEB調査)。四国ではカプセル・キャビン型の宿泊施設に男性向けが多いなか、女性や若い世代も利用しやすい選択肢を目指しています。観光名所を巡って眠るだけでなく、地域の文化や食、人との交流を通じて、徳島の日常に触れる滞在を提案します。
まちで学ぶ場を、空きビルからつくる
設計から運営までを担う株式会社かたちとことばデザイン舎は、地元徳島で活動する一級建築士事務所です。代表の高橋広樹さんは大学で都市計画やまちづくりを学び、10年前に県外から徳島へ移住。学生スタジオの運営や徳島大学の非常勤講師としての活動を通じて、まちづくりと建築設計・デザインを結びつけてきました。
各地を旅し、土地の人々から学んだ経験から、人が混じり合い交流するホテルをつくりたいと考えるようになったといいます。同時に、使われていない建物を街の資産として活用したいという課題意識もあり、2023年に地域の空きビルを購入しました。購入時の建物は築60年以上で、解体が途中で止まった廃ビルの状態。全面改修には時間と資金が必要でしたが、寺社や住宅街と歓楽街の間に位置する立地を「日常と非日常が混じり合う交差点」と捉えました。細長くコンパクトな建物の形や、眉山を見渡せる小さな屋上にも魅力を見いだし、再生の過程には教え子の学生たちも参加。今夏の準備を経て、約2か月のプレオープン期間後に本開業を迎えました。
「素に戻れる」キャビンと個室
客室は、光の入り方や素材の質感を大切にし、装飾や視覚的なノイズを抑えた「素の空間」として設計されています。ホテルがキャビンに込めた言葉は、身体に合う「巣箱」と、何もない白いキャンバスのような「素箱」。従来のカプセルより約1.5倍広い空間で、読書やデザインワーク、旅の記録、物思いにふける時間など、それぞれの過ごし方に向き合えます。
客室は個室のツインルームと、男女別フロアに配置したスタンダードおよびスーペリアのキャビンです。料金はいずれも一泊あたりの設定で、客室タイプや定員とあわせて以下の通りです。
| 客室 | 設置数・設備 | 料金・定員 |
|---|---|---|
| ツインルーム -futari- | 各階1室。ベッド2台、ミニキッチン付きの個室 | 一泊14,000円〜/室、1〜2名 |
| スタンダードキャビン -subako- | 男性フロア9室、女性フロア11室。木枠、充電用コンセント付き | 一泊5,500円〜/人、各1名 |
| スーペリアキャビン -hikari- | 男性フロア2室、女性フロア1室。二段組から独立し、天井が高く小窓がある | 一泊6,000円〜/人、各1名 |
ツインルームは、二人での旅行だけでなく、一人でゆったり過ごす滞在にも対応する個室です。ミニキッチンでコーヒーを淹れたり、軽食を楽しんだりできます。キャビンは男女それぞれのフロアに分かれ、スタンダードは木の枠の温かみがあるこもり空間。スーペリアは同じキャビンエリアにありながら、天井の高さや小窓による光、二段組から切り離された配置によって、よりプライベート感を持たせています。
街とのつながりを形にした建築
1階は宿泊客と地域の人が交わるシェアラウンジです。入口付近には、徳島を拠点に活動するクリエイターやアーティストの作品、写真、デザイン関連の本を展示する「まちのシェアギャラリー」を設置。本や展示写真はラウンジ内だけでなく、客室に持ち込んで楽しめます。手前にシェアキッチンとカウンター席、奥にテーブル席を配置し、交流したい人も一人で作業したい人も過ごしやすい構成です。
プロ仕様のキッチンは地域の飲食店やシェフも利用でき、料理をふるまう場として活用できます。食をきっかけにした交流イベントや料理教室も今後開催していきたいとしています。建物の大きな窓は交差点に対して斜めに開き、道を行き交う人はラウンジを眺め、ラウンジの中からは交差点の様子を広く見渡せます。街の風景にどう寄与するかを考えた結果として、1階を斜めに区切る設計が採用されました。
2階の個室は、階段を避けながら空間を確保するため角張りやすい条件を、ぎりぎりの寸法で曲線を取り入れた柔らかな形に仕上げています。通路幅や洗面・シャワースペースの配置にも工夫を加え、狭さを生かして、すれ違う際の譲り合いや会話が生まれる設計を目指しました。ツインルームの床には素足でも心地よい徳島杉を使い、地域の伝統工芸である藍染の杉板を一本、アクセントとして取り入れています。
徳島の食と日常に触れる朝食
宿泊料金には朝食が含まれ、全ての宿泊客に地元の食材を取り入れた特製モーニングを提供します。食材は主に徳島市近隣から調達。阿波番茶仕込みの鶏ハム、すだち、佐那河内や神山産の地野菜、徳島市内のパン屋のベーグルなどを使い、旬に合わせて手作りします。豪華さを前面に出すのではなく、街の人が日々の食事として用意するような、地域のおすそわけを感じる朝ごはんをコンセプトにしています。
メニューは季節によって変わり、地域のシェフによるスペシャルモーニングが提供されることもあります。ホテル側は、旅先で朝食をとり、ゆっくり考えたり一日の過ごし方を思い描いたりする時間を大切にしたいと説明しています。農林水産省の食育情報では、若い世代の朝食欠食割合は約25〜30%台で推移し、20〜30代は全世代の中で欠食率が最も高いと紹介されています。リリースでは夜遅い食事、深夜のスマートフォン利用、睡眠不足などを背景として挙げ、観光や仕事で徳島を訪れる人に土地の食を味わう機会を提供する理由を説明しています。
参照先として示された農林水産省のページは、https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/wpaper/r1/r1_h/book/part1/chap1/b1_c1_1_03.html です。宿泊施設の名前「TO。」には、日本語の「泊まる」「止まる」「留まる」と、英語の「too」を重ねています。忙しい日常から少し足を止めて自分を見つめ直し、人との関わりにも向き合う場所にしたいという考えを込めました。アルファベットのOと日本語の句点「。」を組み合わせた表記には、「里に入りては里に従う」の精神で地域の当たり前に寄り添い、暮らすように泊まってほしいという願いがあります。3階建てのビルをモチーフにした三つの丸と、直線・曲線を組み合わせたロゴです。
施設情報とオーナーのメッセージ
高橋広樹さんは徳島に移住して10年となり、「徳島には観光地がない」「何もないイメージ」という声を聞くことがあるとコメントしています。一方で、過度に観光地化されていないからこそ、都市部では味わいにくい静けさや豊かな自然、温かな地の食文化が残っているとし、都市の忙しさから離れて自分の時間を取り戻せる「余白」のある空間を目指したと説明。徳島の日常の良さを空間を通じて感じてもらいたいとしています。
施設は徳島県徳島市大道3−46にあり、JR徳島駅から徒歩約20分、バス・タクシーで約5分です。客室構成はプライベートツイン(個室)2室、キャビンは女性12キャビン・男性11キャビン。本文の客室タイプ別説明では、スタンダードが男性9室・女性11室、スーペリアが男性2室・女性1室と案内されています。会社概要は、株式会社かたちとことばデザイン舎、代表者名・高橋広樹、所在地・徳島県名東郡佐那河内村上字井開60、資本金100万円、設立2019年1月7日です。リリースには「公式サイト/ご予約はこちらから」「公式Instagram」の案内がありますが、リンク先URLの記載はありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | TO。hotel(トマルホテル) |
| 開業日 | 2026年10月8日(木) |
| 所在地 | 徳島県徳島市大道3−46 |
| アクセス | JR徳島駅より徒歩約20分/バス・タクシーで約5分 |
| 客室 | プライベートツイン2室、女性キャビン12室、男性キャビン11室 |
| 特徴 | 男女別フロア、シェアラウンジ、シェアキッチン、徳島の食材を使った朝食 |
| 運営会社 | 株式会社かたちとことばデザイン舎 |
既存ビルの再生を起点に、客室で過ごす静かな時間、地域とつながるラウンジ、地元の食材を味わう朝食を組み合わせた宿泊施設です。徳島市大道の立地や建築の工夫とともに、旅人と地域の人が交わる「徳島の日常にトマル」滞在を提案しています。
出典:PR TIMES の発表
この記事は、元の発表をもとに AI を用いて下書きし、点検を通して 2026年10月8日 に公開しました(記事の作り方)。
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