enXrossデモデイで示された7社の実証成果と第2期募集
ベストカレンダー編集部
2026年6月23日 14:05
enXrossデモデイ
開催日:6月18日
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東京ドームシティで開かれた「enXross Demo Day」の全貌
株式会社東京ドームは、2026年6月18日(木)に東京ドームシティ内の会員制コワーキングスペースenXross DAO(エンクロス・ダオ)にて、アクセラレータープログラム第1期の節目となる「enXross Demo Day(エンクロス・デモデイ)」を開催しました。プログラムは2026年1月に開始され、今回のDemo Dayはその約6か月の成果を披露する場として位置付けられています。
当日は初期会員であるスタートアップ7社をはじめ、投資家や事業会社、一般来場者が参加し、会場は多くの来場者で賑わいました。発表は各チームのプロダクト紹介やデモンストレーション、メンターや運営からの総括といった構成で進行しました。プレスリリースは2026年6月23日 11時00分に配信されています。
アクセラレータープログラムの狙いと運営体制
東京ドームは2023年に「enXross(エンクロス)」プロジェクトを立ち上げ、エンターテインメント領域におけるデジタル技術の活用や経済圏創出を目指してきました。その延長線上として、2025年12月にWeb3・XR・AIに特化した共創型コワーキングスペースenXross DAOを開設しています。今回のアクセラレータープログラムは、enXross AWARD 2025のファイナリスト等を主体とした初期会員を迎え、東京ドームシティのリアルアセットとの共創を実現するための実践的な取り組みを行うものです。
運営は、Web3スタートアップ支援の実績を持つEmpireDAO創設者のマイク・フライエタ氏がプログラムディレクターを務め、MentorCamp創業者のパームジョット・バリア氏や東京ドーム側の赤木翔(enXrossプロジェクト代表)ら国内外のメンターが参画しました。また、運営面では自律型AIエージェント「Kiroku」を活用して、プログラムの進行・ガバナンスを24時間サポートする新たな試みも取り入れられています。enXross DAOの公式情報は以下で確認できます。
https://www.tokyo-dome.jp/enxross/dao/
Demo Dayで示された成果とメンターの総括
Demo Dayの前半では、プログラムディレクターのマイク・フライエタ氏、パームジョット・バリア氏、赤木翔(株式会社東京ドーム enXrossプロジェクト代表)らが登壇し、約6か月の取り組みを振り返りました。ディレクターのフライエタ氏は、生成AIの急速な進展など環境変化の激しい状況の中で、参加者同士がリソースやアイデアを共有し、対面での交流を重ねたことにより「深い信頼関係とコミュニティ」が形成された点を強調しました。
パームジョット・バリア氏は、機会をつかむための勇気とスピードの重要性に触れ、enXrossがその機会を最大化する場であると説明しました。赤木翔は、enXross DAOに多様な人々が集まることで生まれる化学反応が、東京ドームシティというリアルアセットと組み合わさり、世界に通用するプロダクトを生み出していくという見解を示しました。
プログラム全体の特徴
本プログラムは、実証実験の場の提供、国内外メンターによる事業計画ブラッシュアップ、そしてリアルな場での共同検証を重視しています。さらに、AIによる支援体制や国際的なネットワークを取り入れることで、短期間での実用化検証と市場適応を目指しています。
Demo Day当日は、各チームの発表に続いてネットワーキングセッションが行われ、登壇企業と事業会社、投資家、来場者による意見交換が活発に行われました。新たな協業や投資の機会に結びつく議論が複数見られた点も報告されています。
登壇した7社のプレゼンテーション詳細(AI/XR/Web3別)
Demo DayではAI、XR、Web3の3カテゴリーで合計7社が登壇し、プロダクトや実証実験の成果を披露しました。以下では登壇順に各社の主な発表内容とURLを紹介します。
AIカテゴリー:Roam、Promote、Parakeet株式会社
Roam(アメリカ) — URL: https://roamstay.com/ja/home
RoamはAIネイティブな「セカンドブレイン」ワークスペースを提案する企業です。既存ソフトにAIを後付けするのではなく、人とAIが互いに高め合う作業環境を構築する点を強調しました。特に東京ドームグループの松戸公産株式会社と協業し、FAX・紙・押印による承認業務を共有プラットフォームへ移行、リアルタイム可視化を実現するテストを進める計画を発表しました。
Promote(英国) — URL: https://promote.io/
ホテルや飲食店向けの動画レビュー生成支援サービスを紹介しました。ユーザーが撮影ガイドに沿って動画を撮るだけで、AIが自動編集を行い、SNSでの再生回数に応じて投稿者へ報酬が還元される仕組みです。東京ドームシティ内での実撮影事例も併せて披露されました。
Parakeet株式会社(日本) — URL: https://parakeet-inc.com/
ParakeetはAIボイスチェンジャー「Paravo」を実演し、どのPCでも最速0.06秒の超低遅延で動作する点を示しました。多言語対応版の公開や、動画配信、企業向けの「話せる着ぐるみ」導入、場内アナウンス等への活用など、幅広いユースケースを提示しました。
XRカテゴリー:ティフォン株式会社
ティフォン株式会社(日本) — URL: https://www.tyffon.com/ja/
ティフォンはロケーションベースXRの知見を生かし、生成AIを活用したサイネージのプロトタイプを発表しました。キャラクターと施設利用者の自然な対話を通じて3DCGモデルを生成し、体験価値を向上させる取り組みとその知見、今後の課題を共有しました。生成AI×XRの組合せによるコンテンツ開発の第一歩として位置付けられています。
発表では、実際の施設での適用を見据えたインタラクション設計や、リアルタイム生成に伴う運用面の検討事項が示され、現場での実証を通じた改善計画が説明されました。
Web3カテゴリー:LootGo、PLVR、Effisend
LootGo(カナダ) — URL: https://www.lootgo.app/
「歩いて稼ぐ」をコンセプトにしたアプリを紹介。街を歩いて宝箱を開けるとステーブルコインが得られる仕組みで、既に7万人が利用しています。ポイ活感覚から始め、将来的には決済や利回り機能を持つ「ネオバンク」へと進化させるビジョンを示しました。
PLVR(香港) — URL: https://www.plvr.io/
ライブエンターテインメント向けのインフラ提供を主とする企業として、会場側がユーザーデータを取得・活用し収益性を高めるプラットフォームを発表しました。NFCリストバンドを用いた入場・決済のシームレス化や、ユーザーセグメント分析、ベンダー分析といった具体的なソリューションを提示しました。
Effisend(メキシコ) — URL: https://x.gd/3HnDZ
来場者の「行列」という会場運営上の課題を解決するため、顔認証決済や迅速な入場システムを統合した次世代の会場向けプラットフォームを発表しました。直感的な設計により来場者が複雑な操作を必要とせず、決済や案内等のデジタルサービスへシームレスにアクセスできる点を説明しました。
第2期アクセラレータープログラムの募集要項と申込方法
東京ドームは第1期の取り組みを踏まえ、2026年10月から開始する第2期アクセラレータープログラムの参加チーム募集を開始しました。第2期は約6か月間のプログラムで、東京ドームグループが有するリアルアセットと革新的技術を掛け合わせることを目的としています。
募集は以下の3つのテーマで実施します。テーマは現場起点の課題解決と、新たな顧客体験創出を意図して設定されています。
- 不都合をエンタメに変える — 待ち時間や人手不足などのリアルな課題を、より楽しい顧客体験へ変換する提案
- 街と空間のポテンシャルを解放する — 既存のリアルアセットにデジタルを掛け合わせ、新たな価値と賑わいを創出する提案
- どこにいても繋がる熱狂をつくる — 現地にいる瞬間だけでなく365日の楽しさを届ける仕組み作り
募集要項の詳細
プログラム期間:2026年10月〜2027年3月(約6か月間)
支援内容:メンター陣による指導、実証フィールドの提供、コワーキングスペース「enXross DAO」利用権(1年間・最大3名)など
募集対象:プレシード期、シード期のチーム。エンターテインメントとWeb3、AI、XR領域を掛け合わせたアイデア・プロダクトを開発中のチーム(国籍不問)
応募締切:優先選考締切 2026年7月12日(日)23:59/最終応募締切 2026年7月26日(日)23:59(日本時間)
応募方法や詳細情報についてはenXross公式noteおよびDiscordコミュニティで案内されています。リンクは以下の通りです。
enXross公式note:https://note.com/enxross/n/n5a5261212e47
Discord:https://discord.com/invite/HBfJfKPEEv
問合せ先と参考資料
本リリースに関するお問い合わせは、株式会社東京ドーム 新規事業室 enXross DAO 事務局の問い合わせフォームにて受け付けています。問い合わせフォーム:https://x.gd/Az8G7
参考資料として、enXross DAOの開設や関連イベントに関する過去のプレス配信も案内されています。参考リンクは以下のとおりです。
2025.12.12配信:”Web3・XR・AIに特化した共創型コワーキングスペース『enXross DAO』2025年12月15日(月)オープン!” URL: https://www.tokyo-dome.jp/upload/ad92edd2616336eb527d3fe40c30b8d0.pdf
2025.09.08配信:”エンタメ×テクノロジーの祭典、熱狂再び!『enXross 3rd (エンクロス・サード)』9月29日(月) 開催” URL: https://www.tokyo-dome.jp/upload/aa6ab065a61aff313c12824e22139215.pdf
要点の整理
以下の表に本記事で触れた主要な事実を整理します。表は開催日時、場所、参加企業、運営体制、第2期の募集要項など、本稿で言及した項目をまとめたものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表組織 | 株式会社東京ドーム(代表取締役社長:斎藤 裕) |
| プレスリリース配信日時 | 2026年6月23日 11時00分 |
| Demo Day開催日時 | 2026年6月18日(木) |
| 開催場所 | 東京ドームシティ内 enXross DAO(Web3・XR・AI特化の会員制コワーキングスペース) |
| プログラム期間(第1期) | 2026年1月開始(約6か月) |
| 参加スタートアップ(計7社) | AI: Roam(米)、Promote(英)、Parakeet(日本)/XR: ティフォン(日本)/Web3: LootGo(加)、PLVR(香港)、Effisend(メキシコ) |
| 主要メンター・運営 | マイク・フライエタ(EmpireDAO ファウンダー・プログラムディレクター)、パームジョット・バリア(MentorCamp CEO&ファウンダー)、赤木 翔(株式会社東京ドーム enXrossプロジェクト代表)、およびKiroku(自律型AIエージェント) |
| 第2期募集期間 | プログラム期間: 2026年10月〜2027年3月/優先選考締切: 2026年7月12日 23:59/最終締切: 2026年7月26日 23:59(日本時間) |
| 募集テーマ | 1) 不都合をエンタメに変える 2) 街と空間のポテンシャルを解放する 3) どこにいても繋がる熱狂をつくる |
| 応募・情報窓口 | enXross公式note: https://note.com/enxross/n/n5a5261212e47/Discord: https://discord.com/invite/HBfJfKPEEv/問い合わせフォーム: https://x.gd/Az8G7 |
本稿は、株式会社東京ドームが発表したプレスリリースの内容を基に、Demo Dayの開催概要、プログラムの運営体制、登壇企業の発表内容、第2期募集要項までを整理した報告です。各社のプロダクトや今後の募集に関する詳細は、上記の公式リンクから確認できます。