関西大学が誠之館を刷新、2027年4月着工へ
ベストカレンダー編集部
2026年6月18日 16:37
誠之館群建替計画
開催期間:4月1日〜3月31日
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学生生活の中核を取り戻す新たな学生会館
関西大学は、千里山キャンパスにおける課外活動拠点である学生会館「誠之館群」の建替計画を正式に始動することを発表した。今回の計画は、既存の誠之館2号館、3号館、5号館の老朽化と活動スペース不足を解消し、すべての学生が集える交流拠点を新たに整備することを目的としている。
新施設は地上11階、高さ約45メートル、延床面積約22,000平方メートル、建築面積約3,100平方メートルの鉄骨造で、学内の課外活動のみならず日常的な学びや交流を支える機能を幅広く備える計画だ。完成は2029年3月を予定している。
現状の課題と計画の位置づけ
誠之館群は文化会・学術研究会・体育会など多様な団体の活動拠点として長年利用されてきたが、2号館・3号館・5号館については建設から半世紀以上が経過し、施設の老朽化が進んでいる。これにより活動スペースが不足し、学生の自主的な活動や交流の機会に制約が生じていた。
建替計画はこれらの課題を解消し、学生の自主性や社会性を育む教育環境の充実を図る観点から位置づけられている。再整備により、課外活動の有無を問わず全学生が集う場を確保し、新たな挑戦や価値創造を促すことが狙いだ。
- 対象建物: 誠之館2号館、3号館、5号館(解体予定)
- 解体工事: 2026年度内完了予定
- 着工: 2027年4月予定
- 竣工: 2029年3月予定
万博の象徴を日常へつなぐエントランス空間
本事業の大きな特徴は、大阪・関西万博のシンボルである大屋根リングで使用された木材を活用し、新施設のエントランス空間においてその一部を再現する点にある。エントランスは回遊動線の起点となる空間として計画され、木材の意匠と構法を継承することで万博の理念や記憶をキャンパスの日常に取り込む。
木材の再利用は資源循環や環境負荷低減に貢献するサーキュラーエコノミーの一例として位置づけられており、国産材の活用促進や地域活性化にも寄与するとしている。これにより、施設自体が本学のSDGs推進を象徴する存在となる。
- 継承する理念
- 「多様でありながら、ひとつ」── 大屋根リングの理念を日常空間に反映
- 素材利用
- 大屋根リングで使用された木材をエントランスに再利用し、木組みと貫工法を再現
- 環境配慮
- 資源循環の実践、国産材活用、地域貢献を重視
デザインと機能の融合
エントランスは単なる出入口ではなく、学生同士や教職員、来訪者の出会いを促す場として設計される。回遊性のある動線と視覚的に開かれた空間は、内外のつながりを強める役割を担う。
建物内部には活動を支える多様な機能が配置され、音楽やスポーツなど専用の活動機能、部室・活動拠点、共通講義空間、トレーニングジムなどが一体的に整備される。
学生の交流と学びを支える具体的な機能
新・誠之館は「アクティブ・グリーンヒル・キャンパス」をコンセプトに掲げ、課外活動を越えて全学生が集い交流できる環境を提供する。トレーニングジムや共通講義空間は学内の学びと健康を支え、音楽やスポーツの活動スペースは専用機能として細やかに設計される。
また部室や活動拠点は団体の自主的活動を支えるための基盤となり、学内の多様な人や活動が交わることで新たな出会いや価値創出を促す場づくりを目指す。
- トレーニングジム: 全学生・教職員が利用可能な施設
- 共通講義空間: 授業や全学的な活動に対応する可変性の高い空間
- 音楽・スポーツ活動機能: 専用の練習・発表空間
- 部室・活動拠点: 団体活動の拠点としての整備
学長および理事長のコメント
学長 高橋 智幸は「誠之館は、学生同士が出会い、新たな挑戦や学びを生み出す場です。本計画では、課外活動の有無を問わず多様な学生が集い、交流と成長を育む環境を整備します。大阪・関西万博には、本学も教育・研究・学生活動などさまざまな形で参画してまいりましたが、その理念や経験を日常のキャンパスへと継承し、次代を担う学生の成長と新たな価値創造につなげていきます」と述べている。
理事長 芝井 敬司は「大阪・関西万博のシンボルである大屋根リングには、『多様でありながら、ひとつ』という大切な理念が込められています。本学は、その理念と記憶を一過性のものにせず、教育の場を通じて未来へつなぐとともに、学生だけでなく万博を訪れた多くの方々にも、その価値を感じていただける場として活かしていきたいと考えています。今回の取り組みが、万博レガシー継承の新たなモデルとなることを期待しています」とコメントしている。
事業概要と広報窓口、資料提供
計画名称は「誠之館群建替計画」で、所在地は関西大学千里山キャンパス(大阪府吹田市山手町3-3-35)である。解体は2026年度内完了予定、着工は2027年4月、竣工は2029年3月を予定している。建物の主な仕様と機能については以下の通りである。
| 計画名称 | 誠之館群建替計画 |
|---|---|
| 所在地 | 関西大学千里山キャンパス(大阪府吹田市山手町3-3-35) |
| 階数 | 地上11階 |
| 高さ | 約45メートル |
| 建築面積 | 約3,100平方メートル |
| 延床面積 | 約22,000平方メートル |
| 主な機能 | エントランス(大屋根リングの一部再現)、トレーニングジム、共通講義空間、音楽・スポーツ活動機能、部室・活動拠点 |
| 解体工事 | 2026年度内完了予定 |
| 着工 | 2027年4月予定 |
| 竣工 | 2029年3月予定 |
報道機関向けには完成予想CG、施設イメージ画像、動画素材等が用意されており、掲載・放送を希望する場合は貴社名・ご担当者名・ご連絡先・掲載・放送予定媒体名を明記のうえ、以下の広報窓口までメールで連絡すると素材のダウンロードURLが案内される。
- 問い合わせ先
- 総合企画室 広報課 小林、伊地知
- 住所
- 大阪府吹田市山手町3-3-35
- TEL
- 06-6368-0007
- FAX
- 06-6368-1266
- kouhou@ml.kandai.jp
- Web
- www.kansai-u.ac.jp
プレスリリース原文および関連資料は関西大学のウェブサイトに掲載されている。詳細は以下のプレスリリース資料を参照されたい。
関西大学プレスリリースURL: https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2026/No13.pdf
要点の整理
以下に本記事で紹介した主要事項を表形式で整理する。スケジュール、施設規模、主な機能、連絡先を明確に示している。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 計画名称 | 誠之館群建替計画 |
| 所在地 | 関西大学千里山キャンパス(大阪府吹田市山手町3-3-35) |
| 規模 | 地上11階、高さ約45m、建築面積約3,100㎡、延床面積約22,000㎡ |
| 主な機能 | 大屋根リングの一部再現エントランス、トレーニングジム、共通講義空間、音楽・スポーツ活動機能、部室・活動拠点 |
| 解体完了 | 2026年度内完了予定(現・誠之館2号館、3号館、5号館) |
| 着工 | 2027年4月予定 |
| 竣工 | 2029年3月予定 |
| 広報窓口 | 総合企画室 広報課 小林、伊地知 / TEL 06-6368-0007 / E-mail kouhou@ml.kandai.jp |
| 関連リンク | https://www.kansai-u.ac.jp |
関西大学は、大屋根リングの木材を活用することで万博レガシーをキャンパスの日常へ継承しつつ、資源循環や地域活性化、国産材利用といった環境配慮を図る計画を進めている。計画は解体、着工、竣工の各段階を経て、2029年3月の完成を目標に整備が進められる。