ベストカレンダーのロゴ ベストカレンダー

7/31発売『チルド』スピンオフ小説、外側の狂気を描く

『チルド』小説化決定

開催日:7月31日

📅 カレンダーに追加:GoogleiPhone/Outlook

『チルド』小説化決定
映画と小説って何が違うの?
映画がコンビニという閉ざされた“内側の狂気”を映像で描くのに対し、小説は都築という女性の視点で“外側”の日常が静かに崩れていく様子を別角度から丁寧に掘り下げるスピンオフ作品です。
発売日はいつでどこで買えるの?
発売日は2026年7月31日。KADOKAWA刊で定価1,925円(本体1,750円+税)。全国の書店やオンライン書店、出版社の公式ページから購入できます(公式商品ページあり)。

ベルリン国際映画祭で評価された世界のさらに外側を描く書籍化

NOTHING NEWが手がける岩崎裕介監督初の実写長編『チルド』は、第76回ベルリン国際映画祭フォーラム部門へ正式出品され、日本作品として唯一、国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞しました。台湾や韓国などでも続々と入選が決まっており、国内外で注目を集めている作品です。

この映画の世界観を地続きに拡張する形で、映画のスピンオフ小説がKADOKAWAから書籍化されることが発表されました。書籍化により、映画が提示する「コンビニという閉ざされた空間で進行する内側の狂気」とは異なる角度から、『チルド』の別の側面を読み解ける構成になります。

映画『チルド』のスピンオフ小説が、KADOKAWAにて書籍化決定 画像 2

映画の評価とNOTHING NEWの活動状況

『チルド』はベルリンでの受賞を皮切りに国際的な関心を集めている作品です。NOTHING NEWは2022年に設立された映画レーベルで、才能が潰されない世の中を目指す方針のもと活動しています。

同社はフィルムエストTV初の劇場作品『沢田美由紀のガマランドにお邪魔します』(監督:西井紘輝、4月24日公開)が公開中で、2026年には『チルド』(監督:岩崎裕介、7月17日公開)や、カンヌ国際映画祭監督週間に選出された長編アニメーション『我々は宇宙人』(監督:門脇康平)などが控えています。

映画『チルド』のスピンオフ小説が、KADOKAWAにて書籍化決定 画像 3

スピンオフ小説『チルド』:物語の構図と刊行情報

書籍は主人公・堺と出会う女性、都築の視点で綴られます。映画で提示されたコンビニの“内側の狂気”と対照的に、小説ではコンビニの“外側”で日常が静かに崩れていく様子を描くことで、同一世界の別側面を明確に見せる意図が示されています。

物語では、生と死の境界が曖昧になり、説明のつかない違和感が日常に積み重なっていく状況が描写されます。都築はバイト先の店で異様な姿の客を見かけるようになり、その客は全身が本のシュリンクのようにパックされて見えるという現象を経験します。その後、都築は街中で同様の「パッケージされた姿」を時折見かけるようになり、それが何らかの前兆ではないかと確信を深めます。

あらすじ(詳細)

時間が過ぎるのを待つように日々をやり過ごす都築。ある日バイト先の店でおかしな姿の客に気づき、その客の全身が本のシュリンクのようにパックされて見える。以後、都築はパッケージされた人間を時折目撃するようになる。

さまざまな人間との交流や街で見かける光景を通じて、都築は「あのパッケージされた姿はなにかの予兆だ」と確信していく。虚無の日々のなかで、都築はパッケージ人間を見かけることに少し楽しみを覚えるようになるが、徐々に自身も“そっち側”へと変化しつつあることに気づかないままでいる、という展開です。

刊行情報(書誌情報)

本作はKADOKAWAより刊行されます。発売日は2026年7月31日(金)で、書名は『チルド』、著者は伊西殻、原案は岩崎裕介、監修は株式会社NOTHING NEWです。発行はKADOKAWAによる刊行となります。

  • 発売日:2026年7月31日(金)
  • 著者:伊西殻
  • 原案:岩崎裕介
  • 監修:株式会社NOTHING NEW
  • 発行:KADOKAWA
  • 販売価格:定価 1,925円(本体1,750円+税)
  • 仕様:四六判
  • ISBN:9784045001871
  • オフィシャルサイト:https://www.kadokawa.co.jp/product/322604001084/

制作陣とコメント:映画と小説が補完し合う関係

小説版は原案である岩崎裕介監督の映像世界を受け継ぎながら、著者・伊西殻が別の文体と視点で世界を構築しています。映画と小説が相互に補完し合う形が意図されており、読者は映像作品の印象とテキストの手触りを行き来することで、物語の理解を深めることができる構成です。

本リリースでは著者と原案者からのコメントも併せて発表されています。両者ともに互いの表現を尊重したうえでの相補性を強調しており、実際に映画を観た読者や、小説を先に手に取る読者のどちらにも配慮した作りになっています。

伊西殻(著者)コメント

伊西殻は今回の小説化について「映画本編とは異なるアプローチをというご注文をいただいたのが小説版です」と述べ、岩崎監督の映像パワーにあふれ、不条理かつ淡々とした作品世界を文で再現しつつ、少し違う角度から構築したことを明かしています。

また「映画と小説それぞれで補完し合う形になったかと思いますので、ぜひとも行ったり来たりしてお楽しみください。倉冨町7丁目でお待ちしております」と締めくくっています。著者はゲームシナリオを中心に小説も手がける創作系文筆家で、フリーランスの立場で今年開店10周年を迎えると自己紹介しています。

岩崎裕介(原案)コメント

岩崎裕介監督は「もうひとつのチルドだ」と語り、伊西の筆致を静謐かつ緻密だと評しつつ、唐突に変化する筆致にも触れて引き込まれると述べています。監督は作品を「漫然と生きている僕たちに今、処方されるべき劇薬です」と表現しています。

原案者・監督の率直な評価からは、映画で示されたテーマを別の角度で掘り下げることに対する期待がうかがえます。

クレジット、関連情報、まとめ

書籍化の発表に伴い、映画版の主要クレジットやNOTHING NEWの会社情報も改めて紹介されています。映画版の出演者や制作陣、配給、制作プロダクションなどの情報は以下のとおりです。

出演
染谷将太、唐田えりか、西村まさ彦
監督・脚本
岩崎裕介
プロデューサー
林健太郎、下條友里、井上淳
企画・プロデュース
NOTHING NEW
制作プロダクション
東北新社
配給
NOTHING NEW
著作表記
©『チルド』製作委員会(NOTHING NEW・東北新社)

NOTHING NEWの会社概要としては、「才能が潰されない世の中を目指して2022年に設立された映画レーベル」であること、現在の活動状況や公開予定作品が記載されています。SNSや公式アカウントも案内されており、情報の確認や追加の告知は公式チャネルで行われます。

項目 内容
プレスリリース発表 株式会社NOTHING NEW/2026年6月12日 12時00分
書名 『チルド』
著者 伊西殻
原案 岩崎裕介
監修 株式会社NOTHING NEW
発行 KADOKAWA
発売日 2026年7月31日(金)
価格 定価 1,925円(本体1,750円+税)
仕様 四六判
ISBN 9784045001871
映画関連クレジット(主要) 出演:染谷将太、唐田えりか、西村まさ彦/監督・脚本:岩崎裕介/プロデューサー:林健太郎、下條友里、井上淳/制作プロダクション:東北新社/配給:NOTHING NEW
公式サイト https://www.kadokawa.co.jp/product/322604001084/

本記事では、映画『チルド』が国際的な評価を得た背景と、その世界観を別角度から掘り下げるKADOKAWA刊行のスピンオフ小説『チルド』の刊行情報、制作陣のコメント、関連する会社情報や公式チャネルを網羅して整理しました。刊行情報や公式サイトの案内を参考に、映画と小説の両面から作品世界を確認すると、より深い理解が得られる構成になっています。