整備工場の夏前対策へ、AirCLEが5万㎡突破
ベストカレンダー編集部
2026年5月12日 13:47
AirCLE5万㎡達成
開催日:4月1日
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猛暑の早期到来を受けて拡大する整備工場向け空調導入の実情
株式会社アプティは、整備工場向けの空調整備事業として提供する整備工場快適空間「AirCLE(エアクル)」により、2026年4月時点で快適空間面積50,000平米を突破したと発表しました(発表日:2026年5月12日 11時10分)。同社は東京都渋谷区に本社を置き、代表取締役は井田秀明氏です。このサービスは全国のディーラーや自動車整備工場を対象に、初期費用0円でエアコンと高速シートシャッターを導入できる仕組みを提供しています。
近年、猛暑の到来が年々早まっており、2025年には多くの地域で「観測史上もっとも暑い6月」が記録されたことが早期需要の拡大を後押ししています。法改正により「職場における熱中症対策」が罰則付きで義務付けられたことも、整備工場でのエアコン設置需要を急増させる要因となりました。通常のキュービクル改造や増設では熱中症対策が必要な夏までの導入が困難となるケースが多い一方で、同社の取り組みと大手メーカー等との連携により、夏前(最短2026年7月頃)に導入可能な進め方が実現されつつあります。
注記と用語の整理
以下はプレスリリース内の注記(※)に対応する説明です。記事内で出てきた指標や用語を明確にします。
- ※1 快適空間面積
- 当社のサービスでエアコンや高速シートシャッターを導入し、温度・湿度ともに快適な空調管理を実現した整備工場の床面積の合計。
- ※2 連携企業(AirCLE)
- ダイキン工業株式会社、シートシャッターメーカー2社、三井住友海上火災保険株式会社、NTT・TCリース株式会社と連携して提供。
- ※3 ピットキューブ共同開発企業
- 香川電力株式会社、ダイキンエアテクノ株式会社、河村電器産業株式会社、株式会社ダイヘンと共同で開発。
- ※4 法律に関する注記
- 空調機フロン排出制限法により、3カ月に1度の簡易点検や一定規模以上の機器では1年または3年ごとの有資格者による定期点検が義務付けられている。
- ※5 調査データ
- 2024年に実施した転職希望整備士8,542名を対象とするヒアリング結果を基に、現場の温熱環境に関する課題を抽出。
AirCLEの提供内容と導入スキーム — 初期費用0円からの実装
AirCLEは「初期費用0円(月々の定額料金のみ)」でエアコンと高速シートシャッターを導入できるサービスです。契約は所有権転移型の7年リースが用意されており、契約期間終了後は無償で設備が譲渡されます。リース期間中は故障修理費・メンテナンスが0円で、フィルターの定期清掃も含まれます。
サービスは単に機器を納入するだけでなく、整備工場ごとに熱負荷や断熱、日当たり、レイアウトなどを総合的に可視化してフルオーダーメイドで提案します。施工についてもメーカーが工事まで一括対応するワンストップ体制を整えているため、導入に伴う煩雑な手配や業者間の調整の負担を軽減します。
- 初期費用0円:月額定額で導入可能(一括払いも選択可)。
- 所有権転移型7年リース:契約期間終了後無償譲渡。
- メンテナンス費用0円:リース期間中の故障修理・定期清掃を含む。
- IoTモニタリング:エアコンはIoTで稼働状況を監視し、フロン排出制限法等の対応負担を軽減。
- 完全ワンストップ:メーカーによる設計から施工まで一括対応。
法令対応と省エネ基準の関係
昨年の省エネ施策基準の改正により、従来のキュービクルは受注受付終了となるなど市場側で仕様変更が生じています。これにより、新規でエアコンを導入する整備工場ではキュービクルの改造や増設が必要になり、通常の手続きでは夏までの短期導入が難しくなる事例が出ています。
AirCLE側ではこうした課題に対し、大手メーカーや関連企業との連携を活用して導入スケジュールの短縮化を実現しています。現場の法令遵守を保ちながら最短で夏前導入を可能にする点が、同サービスの大きな特徴です。
ピットキューブ(PitCube) — 狭小地でも短納期で導入可能な専用キュービクル
AirCLEと併せて提供される整備工場向けエアコン専用キュービクル「ピットキューブ」は、狭小地でも設置可能な省スペース設計が特徴です。標準化・量産対応により設計・製造を統一し、出荷開始後は納期最短1週間での供給が可能とされています。これにより、早期到来が見込まれる猛暑に備えた導入が一層進みやすくなっています。
ピットキューブは大手連携によりコストダウンが図られ、整備工場の空調負荷に合わせたエアコン容量と構成を最適化した設計が可能です。設置は全国の電気工事会社ネットワークを活用して行います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受電設備容量 | 75 kVA |
| 外形寸法 | 幅1,100mm × 奥行き950mm × 高さ2,010mm |
| 概算重量 | 800 kg |
| 主な特長 | 省スペース設計、標準化・量産対応、納期最短1週間、コストダウン、設置が簡単 |
- 納期最短1週間(出荷開始後)
- 省スペースで狭小敷地にも導入可能
- 大手連携による大量生産でコストダウン
- 整備工場の空調負荷に合わせた導入仕様
ピットキューブの開発体制
ピットキューブの開発と販売は株式会社アプティが主導し、香川電力株式会社が電気設備知見、ダイキンエアテクノ株式会社が空調機器との接続仕様設計と全国統一電気工事の体制、河村電器産業株式会社が省スペース構造キュービクル設計・組み立て、株式会社ダイヘンが省スペーストランスの設計をそれぞれ担当しています。
共同開発体制により、従来品と比較して省スペース化と短納期化、コスト最適化を実現しています。これにより、通常のキュービクル改造が間に合わないケースでも、夏までの導入(最短2026年6月頃)を可能にする一助となっています。
導入事例・現場での効果と連携先一覧
プレスリリースでは既に「馬小屋型工場のエアコン設置事例」「小型板金塗装工場の設置事例」などの導入事例が言及されており、同社は今後も導入事例を順次公開していく予定です。現場からは、作業環境の改善による作業能率向上や熱中症対策の実務的効用、離職率抑制への期待が寄せられています。
また、整備工場にとって大きなメリットは、初期投資負担の軽減に留まらず、導入後の維持管理費用や法定点検に伴う外部手配の手間が削減される点です。リース期間中の故障修理・メンテナンス無料やIoTによる遠隔監視が付帯することにより、運用負担を最小化できます。
- AirCLE(連携企業)
- ダイキン工業株式会社、シートシャッターメーカー2社、三井住友海上火災保険株式会社、NTT・TCリース株式会社
- ピットキューブ(共同開発)
- 香川電力株式会社、ダイキンエアテクノ株式会社、河村電器産業株式会社、株式会社ダイヘン
整備工場への導入は、工場の規模や断熱性能、日当たりなどの個別条件に応じた設計が行われ、素材や窓位置、センサーの種類までもプロが選定します。全国ネットワークによる施工対応があるため、地域を問わず導入が進められます。
会社情報、問い合わせ先、および要点の整理
AirCLEは「Air(空気・快適な空間)」と「Circle(循環・つながり)」を組み合わせた造語で、整備現場に自然な快適さを届け、持続可能な環境づくりと包括的なサポート体制を目指しています。サービス開発の背景には、同社が運営する自動車整備士向けの求人サイト等で得た現場ニーズが反映されています。
導入を検討する企業は、下記の問い合わせ先に連絡することで詳細な相談や現地調査の申し込みが可能です。また、公式サイトではサービスの概要や順次公開される導入事例を参照できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | 整備工場快適空間「AirCLE(エアクル)」 |
| 提供企業 | 株式会社アプティ(代表取締役 井田秀明、本社:東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル7F) |
| 発表日 | 2026年5月12日 11時10分 |
| 到達実績 | 快適空間面積 50,000 平米(2026年4月時点) |
| 主な特長 | 初期費用0円、所有権転移型7年リース、リース期間中の故障修理・メンテナンス無料、IoT監視、ワンストップ施工 |
| ピットキューブ特長 | 省スペース、標準化・量産、納期最短1週間、受電設備容量75kVA、外形寸法1100×950×2010mm、概算重量800kg |
| 連携・開発企業 | ダイキン工業、シートシャッターメーカー2社、三井住友海上、NTT・TCリース、香川電力、ダイキンエアテクノ、河村電器産業、ダイヘン等 |
| 問い合わせ先 | 株式会社アプティ 環境整備事業部 担当:中野、勝俣 TEL:03-6694-2098 |
| 公式サイト | https://aircle.upty.jp |
本稿では、AirCLEの導入実績、サービスの仕組み、ピットキューブの仕様、開発協力企業、法令対応や導入手続きに関するポイントを整理しました。熱中症対策が義務化される環境下で、整備工場が短期間かつ負担を抑えて空調設備を導入するための手段として、AirCLEとピットキューブの提供スキームが位置付けられています。導入検討に際しては、現場ごとの断熱性能や電力容量など個別条件を含めた設計・調整が必要となるため、まずは問い合わせ窓口へ相談することが案内されています。