5/9開始|愛鳥週間 eBirdでゴールドを狙う
ベストカレンダー編集部
2026年4月8日 15:37
愛鳥週間eBirdキャンペーン
開催期間:5月9日〜5月17日
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愛鳥週間に合わせた参加キャンペーンの意義と全体像
(公財)日本野鳥の会は、2026年5月9日(土)から5月17日(日)までの期間に「愛鳥週間!めざせ、ゴールド・チェックリスト~eBirdで市民科学に参加しよう~」キャンペーンを実施します。これは日常のバードウォッチングの記録を、世界最大級の市民科学プラットフォームであるeBirdに投稿することで、鳥類の調査研究や保全活動に寄与することを目的とした取り組みです。
期間は愛鳥週間(5月10日~16日)に前後各1日を追加した9日間で、いつでも好きな時間に観察した記録をアプリ「eBirdモバイル」またはウェブサイト(https://ebird.org/home)に投稿することで参加できます。参加者には条件に応じた記念品が用意され、該当者多数の場合は抽選で授与されます。
- キャンペーン期間:2026年5月9日(土)~5月17日(日)
- 参加方法:eBirdモバイルまたはeBirdウェブサイトで観察記録を投稿
- 参加特典:ゴールド・チェックリストの投稿や期間中毎日の投稿を対象に記念品を提供(該当者多数時は抽選)
「ゴールド・チェックリスト」とは何か — 科学利用に適した観察データの条件
eBirdに蓄積された膨大な観察データは、コーネル大学鳥類学研究室のeBirdサイエンスチームにより解析され、毎年「ステータス&トレンド」として公開されています。この解析で利用できる高品質なチェックリストは「ゴールド・チェックリスト」と呼ばれ、位置情報・行程・個体数の正確な記録など一定の要件を満たす必要があります。
日本国内では、2026年4月時点でeBird日本語版のユーザー数が12,000人を超え、チェックリストの投稿数は30万件を超えていますが、解析に十分な量・質を確保するためには、さらに多くのゴールド・チェックリストが求められています。ゴールド・チェックリストが増えれば、現在約370種分について公開されている分布や推定個体数のマップが、より多くの種に拡張されることが期待されます。
ゴールド・チェックリストの具体的要件
ゴールド・チェックリストは、解析に使用できるデータとして認められるために、以下の要件を満たす必要があります。これらの条件を満たしたチェックリストは、研究や保全に直接役立つ重要なデータになります。
要件はアプリやウェブからの投稿方法に依存する部分があります。特にアプリからの「行程の記録(トラック)」をオンにする点は、位置と移動経路を正確に記録するうえで重要です。
- ① 行程の記録をオンにする
- アプリ「eBirdモバイル」を使用し、「行程の記録」をオンにします(移動経路と位置を正確に記録)。
- ② 個体数をカウントする
- 観察した各種の個体数を可能な限り正確に記録します。
- ③ 完全なチェックリストにする
- 識別できた鳥をすべて記録する「完全なチェックリスト」として投稿します。
- ④ 継続時間の条件
- 観察の継続時間は3分以上1時間以内とします。
- ⑤ 移動距離の条件
- 移動距離は2km以内とします。
- ⑥ 観察タイプの選択
- 「移動(traveling)」または「定点(stationary)」を選択します。「定点」の場合は、ウェブサイトからの投稿でも構いません。
解析と公開成果の活用
eBirdサイエンスチームは、ゴールド・チェックリストなどの高品質データを用いて、種ごとの推定分布や個体数の増減傾向を示す地図や統計を作成しています。解析成果は研究・保全の計画立案や教育資料として広く利用されています。
参考:eBirdのステータス&トレンド(英語・日本語ページ)
https://science.ebird.org/ja/status-and-trends
キャンペーンの賞品、セミナー、現地イベントの詳細
キャンペーンでは参加者への賞として二種類の賞が用意されています。ひとつはサントリー特別賞、もうひとつは日本野鳥の会賞です。これに加えて、キャンペーンに先立つオンラインセミナーおよび期間中の現地イベントが実施されます。
各賞とも該当者多数の場合は抽選で受賞者が決定されます。応募条件や当選人数、賞品の詳細は次の通りです。
サントリー特別賞
条件:キャンペーン期間中にゴールド・チェックリストを3件以上投稿した方の中から10名(該当者多数の場合は抽選)。
賞品:サントリーホールディングス株式会社提供の育林材を用いたオリジナル時計(イラスト:薮内正幸、直径約16cm)。育林材に関する情報は次のリンクを参照してください:
https://www.suntory.co.jp/eco/forest/protect/ikurinzai.html
日本野鳥の会賞
条件:2026年5月9日から5月17日の9日間、毎日チェックリストを投稿した方の中から10名(該当者多数の場合は抽選)。
賞品:『フィールドガイド 日本の野鳥 増補改訂新版』(公益財団法人 日本野鳥の会刊)。
オンラインセミナー:eBirdのデータ解析と「ゴールド・チェックリスト」
日時:2026年4月28日(火)20:00~21:30。
内容:コーネル大学鳥類学研究室の専門スタッフが、ゴールド・チェックリストの定義とデータ解析の手法を解説し、eBirdのデータがどのように研究や保全活動に利用されているかを紹介します。講師はTom Auer(トム・アウアー)氏です。日本語への逐次通訳が行われます。
方法:Zoomウェビナー(定員300名)。参加費は無料です。詳細・申込は主催者サイトをご確認ください。
現地イベント:東京港野鳥公園ビッグ・デー
日時:2026年5月9日(土)10:00~16:00(受付は15:00まで)。
会場:東京港野鳥公園 ネイチャーセンター(受付)。イベント参加者は園内で自由にバードウォッチングを行い、見た鳥をeBirdモバイルで投稿します。ゴール地点のネイチャーセンターでは参加者全員に記念品が配られ、観察種数上位者には追加の賞品も用意されます。参加費は無料ですが、東京港野鳥公園の入園料は別途必要です。
5月9日はコーネル大学鳥類学研究室が主催する世界一斉野鳥カウント「グローバル・ビッグ・デー(Global Big Day)」でもあり、本イベントに参加することでGlobal Big Dayにもデータを提供することになります。Global Big Dayの進捗はリアルタイムで確認できます:
https://ebird.org/globalbigday
eBirdについて、参加方法の具体的ステップと日本野鳥の会の役割
eBirdは2002年にコーネル大学鳥類学研究室により開発され、世界中のバードウォッチャーが観察記録を共有するための市民科学プラットフォームとして成長してきました。蓄積されたデータは研究・教育・保全活動に無料で利用でき、世界中のパートナーや多数のボランティア、ユーザーとの協働で運営されています。
日本語版eBird(eBird Japan)は2021年11月に(公財)日本野鳥の会が公開し、日本語での投稿・検索・関連アプリの利用が可能になっています。2026年4月時点で国内ユーザーは12,000人を超え、チェックリスト投稿数は30万件を超えていますが、北米やヨーロッパと比較して十分なデータ量とは言えないため、今回のキャンペーンで投稿の量と質を高める狙いがあります。
参加前の準備と利用サービス
初めてeBirdやMerlin(識別支援アプリ)を利用する場合は、ガイドPDF「これを読めばわかる!eBird&Merlinの使い方」を参照すると設定や投稿方法がわかりやすくまとまっています。
https://www.wbsj.org/nature/ebird/eBird_setting_guide.pdf
主に利用するサービスは次のとおりです。
- eBirdモバイルアプリ:観察の位置・行程を記録してチェックリストを投稿
- eBirdウェブサイト(https://ebird.org/home):ウェブからのチェックリスト投稿や検索機能の利用
- Merlin:未同定鳥類の識別支援(補助ツール)
日本野鳥の会の組織情報と協力体制
運営主体と支援については以下の通りです。eBird日本語版は(公財)日本野鳥の会が運営し、サントリーホールディングス株式会社がメインスポンサー、カールツァイス株式会社が協賛しています。
- 組織名
- 公益財団法人 日本野鳥の会(会員・サポーター 約5万人)
- 代表者
- 理事長 遠藤孝一
- 所在地
- 〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
- URL
- https://www.wbsj.org/
キャンペーン要点の整理
以下の表は、本記事で触れたキャンペーンの主要な情報を一覧化したものです。期間・参加方法・賞品・イベント・連絡先など、参加前に確認しておきたい情報をまとめています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| キャンペーン名 | 「愛鳥週間!めざせ、ゴールド・チェックリスト~eBirdで市民科学に参加しよう~」 |
| 期間 | 2026年5月9日(土)~5月17日(日) |
| 参加方法 | eBirdモバイルまたはeBirdウェブサイトに観察記録を投稿(アプリ推奨) |
| サントリー特別賞 | ゴールド・チェックリストを3件以上投稿した方10名に育林材のオリジナル時計(該当者多数は抽選) |
| 日本野鳥の会賞 | 5月9日~17日の9日間、毎日チェックリストを投稿した方10名に『フィールドガイド日本の野鳥 増補改訂新版』(該当者多数は抽選) |
| ゴールド・チェックリスト要件 | ①eBirdモバイルで行程の記録をオン②個体数をカウント③完全なチェックリスト④継続時間3分以上1時間以内⑤移動距離2km以内⑥「移動」または「定点」を選択(定点はウェブ可) |
| オンラインセミナー | 2026年4月28日(火)20:00~21:30、講師:Tom Auer(コーネル大学)、Zoomウェビナー(定員300名)、無料、日本語逐次通訳あり |
| 現地イベント | 東京港野鳥公園ビッグ・デー:2026年5月9日(土)10:00~16:00(受付15:00まで)、参加無料(入園料別途)、記念品あり |
| グローバル・ビッグ・デー | 2026年5月9日開催。同日投稿はGlobal Big Dayのサイトでリアルタイム表示(https://ebird.org/globalbigday) |
| eBird日本状況 | eBird全体で20億件超の観察データ、eBird日本は2021年11月公開、国内ユーザー数12,000人超(2026年4月)、チェックリスト30万件超 |
| 主催・運営 | (公財)日本野鳥の会(URL: https://www.wbsj.org/)、メインスポンサー:サントリーホールディングス、協賛:カールツァイス |
本記事は、キャンペーンの趣旨、参加方法、賞の内容、関連イベントとeBirdの役割を整理して伝えることを目的としています。参加を検討する際は、公式の案内ページやガイドPDF(https://www.wbsj.org/nature/ebird/eBird_setting_guide.pdf)を参照のうえ、投稿ルールやゴールド・チェックリストの要件を確認してください。
なお、eBirdに蓄積されたデータは研究や保全目的で広く利用されており、個々の観察記録が将来的な種の分布把握や保全施策に資する可能性があります。キャンペーン期間中の記録が、国内のデータ解析をより充実させる一助となることが期待されます。