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横須賀で高校生と市職員が挑んだ「はたらく課」最終発表

はたらく課(第1期)

開催期間:9月1日〜2月28日

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はたらく課(第1期)
「はたらく課」って具体的に何をするの?
高校生17名が横須賀市職員とチームを組み、約6ヶ月(2025年9月〜2026年2月)かけて地域課題の政策アイデアを創出。講義・ワークショップ・起業家講演・成果発表を通じて実践的なスキルと社会参画を育むプログラムです。
参加した高校生にはどんな変化があったの?
アンケートで自己効力感や社会参画意識が向上(「社会を変えられる」+2.37点、「社会に積極的に関わりたい」+1.37点)。発想力やプレゼン力、政策立案の実務感覚、市役所との協働経験も得られました。

高校生と市職員が対等に取り組んだ新たな公民協働の場「はたらく課」

中高生向けキャリア探究サービスを運営する株式会社RePlayce(リプレイス)は、横須賀市および横須賀市職員と連携し、横須賀市内の高校生17名が市職員とチームを組んで地域課題の解決に挑む実践型キャリア探究プログラム「はたらく課」の第1期(2025年9月〜2026年2月)を実施しました。プレスリリースは2026年4月3日13時10分に発表されています。

本プログラムはテーマを「YOKOSUKAラブ!関係人口増加プロジェクト」と定め、高校生と市職員が対等な立場で議論を重ね、政策アイデアを創出することを目的としました。約6ヶ月の活動を通じて、参加者の自己効力感や社会参画意識の向上が数値としても確認されています。

横須賀市×RePlayce「はたらく課」第1期最終成果発表会を実施 画像 2

設立背景と位置付け

「はたらく課」は、地域課題解決と若者のキャリア形成支援を両立させる実践の場です。市役所という通常は高校生が入りにくいフィールドを活用し、若い視点を政策立案過程に取り込むことを狙いとしています。

RePlayceは、もともと中高校生向けキャリア探究プログラム「はたらく部」を運営しており、2025年12月に「TANQ BASE」としてリブランディングしています。今回の「はたらく課」は、そうした教育プログラムの延長線上にある公共セクターとの協働事例の一つです。

横須賀市×RePlayce「はたらく課」第1期最終成果発表会を実施 画像 3

約6ヶ月のプログラム設計と実施プロセス

第1期は2025年9月から2026年2月まで、約6ヶ月間にわたり行われました。参加者は横須賀市内の高校生と横須賀市職員で構成され、テーマは「関係人口の増加」。議論と実践を通じて、課題の本質と解決に向けた政策アイデアの創出を目指しました。

プログラムは講義、ワークショップ、イベント、発表のサイクルで構成され、実務的なスキルと政策立案のプロセスを学ぶ場としてデザインされています。市職員の政策立案スキル向上と、高校生のキャリア形成支援の二つの目的を明確に据えています。

横須賀市×RePlayce「はたらく課」第1期最終成果発表会を実施 画像 4

主な講義・イベントの内容

講義では新規事業開発の考え方やプレゼンテーション技術、顧客理解の手法などビジネススキルを学び、ワークを通じて横須賀の現実的課題に落とし込みました。

イベントはキックオフ、起業家講演、中間発表、成果発表会等が実施され、外部の起業家や専門家からのフィードバックが織り込まれています。

  • スキル講義:自分だけの「コンパス」を見つけよう、新規事業とは?顧客と課題を設定しよう、顧客の深層心理を探ろう、最高の体験設計とは、心を揺さぶるプレゼン術
  • イベント:はたらく課キックオフ、中間発表、起業家講演、成果発表会
横須賀市×RePlayce「はたらく課」第1期最終成果発表会を実施 画像 5

最終成果発表会—提案内容と評価

2026年2月に行われた最終成果発表会では、市議会議員、学校関係者、神奈川県職員などが出席する中、各チームが施策提案を発表しました。評価の視点には実現可能性継続性収益性が含まれ、高校生らしい柔軟な発想に加えて現実性を考慮した提案が多数示されました。

以下に発表された主要な提案の詳細を記載します。提案は全て、関係人口の増加や来訪促進、地域のにぎわい創出を念頭に置いたものでした。

横須賀市×RePlayce「はたらく課」第1期最終成果発表会を実施 画像 6

発表事例詳細

よこすかペタリストプロジェクト

コンセプトは「集めて、つなぐ」。横須賀市内のイベント情報をLINEで発信し、来場者にステッカーを配布、ステッカー収集の楽しさを通じて横須賀の魅力体験とイベント参加のきっかけづくりを目指すアイデアです。デジタル(LINE)とアナログ(ステッカー)を融合させた施策として評価されました。

YOKOSUKA WAKUWAKU BASE(YWB)

コンセプトは「『ただいま』と言える、新しい横須賀の居場所」。旧南処理場の遊休地を活用し、全天候型プレイルーム、懐かしさを感じる給食カフェ、一時預かりなどを組み合わせた複合型レジャー拠点を提案。雨天でも楽しめる施設として市外からの来訪も見込み、関係人口の創出を図る構想です。

MölMeet(モルミート)

フィンランド発祥のスポーツ「モルック」と国際交流アプリ「Meetup」を組み合わせた交流イベント。ルールが簡単で世代や国籍を越えた参加が期待される点を活かし、定期的な公園イベントを通じて日本人と外国人の交流促進、来訪促進、公園の新たな活用を目指す提案です。

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参加者の変化と組織的インパクト、企業情報の整理

参加した高校生のアンケート結果では、自己効力感や社会参画意識の向上が数値として確認されています。具体的には「社会を変えられると思う」が10点中で +2.37ポイント、「社会に積極的に関わりたい」が +1.37ポイントの向上でした。

市職員からは「自分では思いつかない発想に出会えた」「対話を重ねる中で発想が柔軟になった」など、高校生との協働が職員側の視点や発想にも働きかけたとの声が寄せられています。成果発表では、実現可能性・継続性・収益性といった行政実務に近い観点が盛り込まれた提案が高い評価を受けました。

横須賀市×RePlayce「はたらく課」第1期最終成果発表会を実施 画像 8

プログラムの意義と継続性についての整理

「はたらく課」は6ヶ月で完結する学習プログラムではなく、ここで生まれたアイデアの種を社会実装へつなげる取り組みとして位置づけられています。参加者が将来どこにいても横須賀とつながり続ける関係を築くことが目的の一つです。

また、横須賀市側にとっては若い視点を政策形成に取り入れることで、市の教育・観光・地域振興施策に新たな可能性をもたらす機会となりました。RePlayce側も教育事業者として、地域と連携した実践型の探究教育のモデルケースを示しました。

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RePlayce(リプレイス)について

株式会社RePlayceは中高校生向けキャリア探究サービスを運営する企業で、はたらく部を2025年12月にリブランディングして「TANQ BASE」として再始動しています。会社概要としては以下の通りです。

本社
東京都渋谷区
代表取締役CEO
山本 将裕
事業内容
中高生向けキャリア探究オンラインスクール「TANQ BASE」運営、通信制高校サポート校 HR高等学院の運営、探究教材開発、社会人講師派遣、オンラインスクール事業運営等
設立と沿革
2024年4月創立(はたらく部をNTTドコモからスピンアウト)。2025年にHR高等学院開校、2025年12月に「TANQ BASE」としてリブランディング。
公式サイト
https://replayce.co.jp
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成果の整理表と記事のまとめ

以下の表は本記事で紹介したプログラムの主要な情報を整理したものです。施策の目的、期間、参加者、主な活動内容、代表的な提案事例、定量的な成果指標を一覧にまとめています。

項目 内容
プログラム名 はたらく課(第1期)
主催・運営 横須賀市、横須賀市職員、株式会社RePlayce
期間 2025年9月〜2026年2月(約6ヶ月)
テーマ YOKOSUKAラブ!関係人口増加プロジェクト
参加者 横須賀市内の高校生17名、横須賀市職員
主な活動 講義(ビジネススキル/新規事業開発等)、ワークショップ、起業家講演、中間発表、最終成果発表会
代表的な提案事例 よこすかペタリストプロジェクト、YOKOSUKA WAKUWAKU BASE(YWB)、MölMeet(モルミート)
定量的成果 「社会を変えられると思う」 +2.37(10点中)、「社会に積極的に関わりたい」 +1.37(10点中)
発表日(リリース) 2026年4月3日 13:10(RePlayce発表)
関連URL https://replayce.co.jp、HR高等学院: https://hr-highschool.com、TANQ BASE: https://tanqbase.com

本プログラムは高校生と行政職員が直接対話し、共に考え・検証するプロセスを通じて、個人の学びだけでなく政策の可能性を拡張する取り組みとして実施されました。成果の一部は定量的なアンケートで示され、提案内容は地域資源の活用やデジタル・アナログを融合させた発想、国際交流や子育て支援の視点を含む多面的なものでした。横須賀市とRePlayceは、ここで得られた知見をもとに、地域と若者が連続して関わる仕組みの構築を進める意向を示しています。