内定後の不安、約8割が経験 企業フォローの課題
ベストカレンダー編集部
2026年4月1日 16:10
転職者フォロー調査
開催日:4月1日
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内定から入社までの“待機期間”に生じる不安の実態
株式会社ウィルネクストが公開した調査レポート『転職者の心理状態と企業フォローに関する実態調査』では、内定承諾後から入社に至る期間、いわゆる「待機期間」において、実に約8割の転職者が何らかの不安を経験していることが明らかになりました。
不安の内容は給与や待遇の問題よりも、「新しい職場に馴染めるか」「自分のスキルが通用するか」といった心理的な領域が中心であり、これは入社前の段階で既に定着のリスクが生じていることを示しています。
不安の種類とその背景
調査から見えた主な不安のタイプは、職場適応への懸念と自己評価の揺らぎで、現場の受入れや自分の能力が新しい業務に適応できるかという不安が上位に位置しました。これらは対処が難しい「感情的な不安」であり、単なる情報提供では解消しにくい性質を持っています。
また、入社後に備えたキャリアの整理が不十分なまま転職を決めるケースが約6割に上り、入社前の準備不足が入社後のミスマッチに直結していることが示されています。
- 主な不安内容
- 新しい職場に馴染めるか/自分のスキルが通用するか(心理領域が中心)
- 関連データ
- 約8割が入社前に不安を経験、約6割がキャリア整理を十分に行わないまま転職を決断
企業フォローの現状と転職者が求める支援の差
企業側のフォローとして最も多く見られたのは事務連絡で、29.0%が事務的なやり取りであったと回答しています。一方で、キャリアや目標に踏み込むような個人面談を実施した企業は7.3%にとどまりました。
さらに、フォローがあったと回答した転職者のうち40.4%は「不安が軽減されなかった」と回答しており、フォローの有無よりも内容が転職者の心理に寄り添っているかが重要であることが示唆されます。
転職者が求める支援と企業の実施状況
入社前に転職者が最も求めている支援は「配属先の上司や同僚からの連絡」で、回答率は27.3%でした。人事による事務的連絡よりも、現場担当者との人としての接続が安心感につながることが明確に示されています。
この調査は、企業が行うフォローの形式と、転職者が求める内容の間にミスマッチがあることを浮き彫りにしています。事務連絡だけでは心理的な不安に届かないこと、個別面談や現場からの接触が不足していることが課題です。
- 事務連絡:29.0%
- 個人面談(キャリア・目標に踏み込む):7.3%
- フォローが不十分で不安が残った割合:40.4%
- 入社後にキャリアと現実のギャップを経験した割合:74.3%
- 相談相手がいないと回答した割合(相談できなかった中で):46.7%
調査概要とウィルネクストの提供サービス
本調査は株式会社ウィルネクストが実施し、調査期間は2026年2月10日〜2月13日、方法はインターネット調査、有効回答数は300名です。対象は過去1年以内に初めて転職を経験した、首都圏(一都三県)在住の25〜29歳の会社員を条件としています。
対象の年齢・地域・転職経験を限定した設計は、若年層の中途採用における初期定着の課題を詳細に掘り下げることを目的としており、内定から入社までの心理的プロセスに焦点が当てられています。
ウィルネクストの事業と相談窓口
株式会社ウィルネクストは、個人と組織の意思決定を支援する人材・組織コンサルティング会社で、以下の4サービスで採用から定着・活躍までを支援しています。
- Willnext Academy
- Willnext Design
- Willnext Job
- Willnext Consulting
管理職育成の現状整理を希望する場合はWillnext Consultingの無料相談が案内されています。中途採用の定着・活躍の課題を持つ組織にはWillnext Designの無料相談も提供されています。相談や詳細は以下のリンクで確認可能です。
- 無料相談(リンク)
- Willnext Consulting 無料相談
- 会社HP
- https://willnext.jp/
調査結果の要点整理と問い合わせ先
調査は、採用成功が入社承諾で完結するのではなく、内定〜入社までの接点設計が定着に直結することを示しています。特に若年層の中途入社では、現場からの人としての接触や個別のキャリア確認が安心感と早期定着に寄与する可能性が高いという示唆が得られました。
以下の表は、本記事で報告した主要データと連絡先を整理したものです。調査の公表資料は無料でダウンロード可能と案内されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査主体 | 株式会社ウィルネクスト |
| 調査期間 | 2026年2月10日〜2月13日 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 有効回答数 | 300名 |
| 対象条件 | 過去1年以内に初めて転職、首都圏在住、25〜29歳の会社員 |
| 主な調査結果(数値) | 入社前に不安を経験:約8割/事務連絡が最多:29.0%/個人面談実施:7.3%/フォローが不安解消にならなかった:40.4%/配属先からの連絡を希望:27.3%/入社後にギャップを経験:74.3%/相談相手がいないと回答(相談できなかった中):46.7% |
| 会社所在地 | 神奈川県相模原市緑区小渕1879-1 |
| 代表者 | 代表取締役:中村 真広 |
| 問い合わせ | 株式会社ウィルネクスト 広報担当 E-mail:info@willnext.jp |
| 関連リンク | https://luf.co.jp/willnext-consulting/contents/wp-56 |
本調査は、内定承諾後のフォロー設計が定着・活躍につながることを示すデータを提供しています。企業は事務的な連絡だけでなく、現場と転職者をつなぐ具体的な接触や、個別のキャリア確認を含む支援設計を検討する必要性が示されています。
調査報告書は無料で公開されていますので、調査の詳細や資料ダウンロード、サービス利用の検討は上記リンクおよび問い合わせ先から案内を受けられます。