26卒の初任給、43.6%が自分へのご褒美
ベストカレンダー編集部
2026年3月31日 15:14
Z世代の新生活調査
開催期間:2月24日〜3月4日
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初任給の使い道に見る、新社会人の優先順位──自分を労る消費が上位に
僕と私と株式会社が実施した「新生活に関する実態調査」では、2026年卒の新社会人を中心とする若年層の金銭感覚と消費意向が明確になった。調査対象は2026年卒の新社会人および2025年卒の社会人合計479名で、初任給の使い道について尋ねたところ、もっとも多かった回答は「自分へのご褒美(ファッション・家電・美容など)で43.6%」であった。
物価高の影響が指摘される一方で、自分をいたわる消費や貯蓄の両面が上位に並ぶ結果となった。男女差としては女性の方が「自分へのご褒美」を選ぶ割合が男性より10ポイント以上高く、消費対象や優先度に性差が見られる。
具体的な使い道と上位項目の内訳
「自分へのご褒美」と答えた層が具体的に何に使いたいかを尋ねると、男女ともに上位は旅行やファッション、外食といった身近な消費が占めている。これらは高額の長期投資よりも短期的な満足度や体験にお金を振り向ける傾向を示している。
同時に、2位には「貯金(将来への備え)33.8%」、3位には「生活費への充当(家賃・光熱費など)27.4%」、さらに「家族・お世話になった人へのプレゼントや食事28.0%」が挙がっており、自己消費と堅実な準備の双方を意識した振り分けが確認できる。
- 初任給の使い道トップ4:自分へのご褒美 43.6%、貯金 33.8%、家族へのプレゼント・食事 28.0%、生活費充当 27.4%
- 「自分へのご褒美」の具体例上位:旅行 22.6%、ファッション 22.3%、外食 21.0%
- 男女差の傾向
- 女性は旅行やファッションを重視する割合が高く、男性は外食を上位に挙げる傾向が見られた。
- 自由回答の傾向
- 「もっと学生時代にお金を貯めておけばよかった」といった、まとまった支出に対する不安も複数見られた。
家族への還元とギフトの選択肢──外食が最多、贈り物は自分のご褒美と似た傾向
初任給で家族やお世話になった人に何を贈りたいかを尋ねる項目では、「外食(29.0%)」が最多となった。初任給をきっかけに家族と食事を共にしたいというニーズがうかがえる。
続く2位はファッション(17.3%)、3位は旅行(16.9%)で、これは自分へのご褒美で上位に挙がった項目とほぼ同様の並びである。限られた金額の中で選ばれる“贅沢”は、旅行・ファッション・外食が中心であることが明確になった。
家族向けプレゼントの具体性と心理
家族に対する贈り物として外食が選ばれた背景には、物理的な支出だけでなく「時間を共有する」価値を重視する意識があると推察される。旅行やファッションを贈る意向もあり、受け手とともに享受する体験・物品が好まれている。
なお、家族への贈り物項目は総じて自分へのご褒美と同傾向を示し、贈与行動が自己の消費嗜好と連動している点が特徴的である。
職場環境・働き方・キャリアに対する期待と不安
調査は職場環境、人間関係、働き方、キャリアの各観点で新社会人の期待を探った。全体としては、多くの項目で半数以上が「大いに期待している」「やや期待している」と答えているが、項目ごとの受け止め方には差があった。
特に目立ったのは「理不尽に怒られたり精神的に追い詰められたりしないこと」で、期待している割合と期待していない割合の差が40.6%と大きく、ネガティブな職場体験の回避を強く望む傾向がうかがえる。
人間関係と理不尽回避の優先度
「上司や先輩とフラットに話せる人間関係」については期待する人が50.8%、あまり期待していない・全く期待していないが21.6%で、期待値にばらつきが見られる。フラットさを重視する人と、そこまで期待しない人の差は29.2%で、関係性に対する考え方の個人差が大きい。
一方で、「理不尽の回避」は多くの新社会人に共通する重要要素となっており、ネガティブな対人ストレスの回避が職場選びや働き方の優先基準になりつつある。
ワークライフバランスと心身の健康
ワークライフバランスに関する項目では、「心身を壊さずに長く働ける環境」について6割以上が期待していると回答している。また「仕事とプライベートを無理なく両立できる働き方」も59.2%が期待していると答え、心身の健康と両立可能な働き方が高い関心を集めた。
これらの項目は期待する人がそうでない人を大きく上回っており、個人差が出にくい共通の要望として位置づけられる。
キャリア意識と調査の基本情報、僕と私と株式会社の事業内容
キャリアに関する質問では、「この会社での経験が将来のキャリアの選択肢を広げること」に対して52.2%が期待していると回答し、入社前から将来に結びつく経験を重視する姿勢が見られた。一方で「仕事を通じて自分の市場価値が高まっていく実感」は49.9%で過半数には届かなかった。
こうした結果は、若年層が主体的にキャリア選択を行いたい意識を持ち、入社前から企業経験の価値や将来への影響を意識していることを示している。
調査概要
調査名:Z世代に聞いた!新生活に関する意識調査
対象条件:2026年卒の新社会人・2025年卒の社会人(いずれも21~24歳のZ世代)
- 調査期間
- 2026年2月24日~3月4日
- 調査方法
- インターネットを利用したアンケート
- 調査有効回答数
- 479名(2025年卒:54人、2026年卒:425人)
- 引用時の注意
- 調査の出典元は「僕と私と」と明記すること。
僕と私と株式会社の事業と問い合わせ先
僕と私と株式会社はZ世代向けの企画・エモマーケティング®を行う会社で、調査・企画・ブランド運営を手掛けている。社内でリモート制度やサウナ採用、地方へのワーケーションなどの新しい働き方を実践している旨も公表されている。
主な事業は以下のとおりである。
- 企画・エモマーケティング®:Z世代に特化した企画、クリエイティブ制作、コミュニケーション全般。
- Z世代調査・ブレストサービス「Zview lab.®」:定量調査(Webアンケート)と定性調査(インタビューやワークショップ)によるインサイト抽出。
- ブランド事業:神泉のバー「8jikai(ハチジカイ)」、代官山の「転転麻辣湯」、令和のボードゲームブランド「タイパ至上主義®︎」など自社ブランドの展開。
会社概要と問い合わせ先は以下である。
- 代表取締役
- 今瀧 健登
- 所在地
- 東京都渋谷区円山町5-5 Navi渋谷V 3階
- 事業内容
- Z世代に関する企画・マーケティング事業、ブランド事業
- 問い合わせ先(担当)
- 僕と私と株式会社 担当:福永 メール:guava@boku-to-watashi-and.com
- HP
- https://boku-to-watashi-and.com
本調査の主なポイントを表で整理
以下に本調査で明らかになった主要な数値と要点を一覧化して締めくくる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査対象・有効回答数 | 2025年卒:54人、2026年卒:425人、合計479名(21〜24歳のZ世代) |
| 調査期間・方法 | 2026年2月24日~3月4日、インターネットによるアンケート |
| 初任給の使い道(1位) | 自分へのご褒美 43.6%(男女で差、女性の割合が高い) |
| 初任給の使い道(上位) | 貯金 33.8%、家族へのプレゼント・食事 28.0%、生活費充当 27.4% |
| 自分へのご褒美(具体例) | 旅行 22.6%、ファッション 22.3%、外食 21.0% |
| 家族への贈り物(上位) | 外食 29.0%、ファッション 17.3%、旅行 16.9% |
| 職場環境で重視すること | 「理不尽に怒られないこと」が強く重視される(期待と非期待の差 40.6%) |
| 人間関係の期待値 | 上司・先輩とフラットに話せること:期待 50.8%、あまり期待していない等 21.6%(差 29.2%) |
| ワークライフバランス関連 | 心身を壊さず長く働ける環境:6割以上が期待、仕事と私生活の両立:59.2%が期待 |
| キャリアに関する期待 | 会社での経験が将来のキャリアの選択肢を広げる:52.2%、市場価値の実感:49.9% |
| 引用時の表記 | 出典元は必ず「僕と私と」と明記 |
調査からは、新社会人がキャリア形成だけでなく、心身の健康やワークライフバランスを重視していること、初任給では自己のケアや家族との時間を選択する傾向があることが示された。調査結果は同社の「Zview lab.®」などで今後も活用・展開される見込みである。