4月26日開催 VRで見るシリアの街と文化遺産
ベストカレンダー編集部
2026年3月29日 21:10
シリア文化VR体験
開催期間:4月26日〜4月26日
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壊れた風景の先にある「文化」の力 — Piece of Syriaが提示する新しい支援の視点
2026年3月29日 18時29分に発表されたこのイベントは、NPO法人Piece of Syriaが主催する公開イベント「観光国シリアへの旅と戦争の記録 〜未来に向けて私たちができること」です。これまで緊急支援や教育支援を中心に活動してきた同団体が、被災した文化財や街並みという「失われた記憶」に着目し、文化を通じた新たな平和構築の方法を探る試みを掲げています。
Piece of Syriaは2016年に設立され、2021年7月にNPO法人化。幼稚園の運営や小学校の校舎修復、心のケアを含む教育支援を通して、5万人を超えるシリアの子どもたちに教育を届けてきた実績があります。活動は国内外で評価され、Forbes Japan「いま注目のNPO 50」、各種表彰にも選ばれています。
なぜ「文化」を取り戻すことが支援の新たな段階なのか
Piece of Syriaは、物資やインフラ整備だけで終わらない支援のあり方を問います。シリアには何千年にもわたる街の誇りや多様な文化が存在し、壊された歴史をただ嘆くのではなく「共通の宝物」として磨き直すことが、対話と再生のきっかけになるという考えです。
このイベントでは、文化遺産を守る取り組みがどのように地域の誇りや未来の平和につながるかを具体的に示し、参加者とともに「共に創る」視点を育てることを目的としています。文化保存の実務と教育支援の経験が交差する場として、現場の声と学術的な視点を結びつける構成が予定されています。
- 主催
- NPO法人Piece of Syria(https://piece-of-syria.org/)
- 発表日時
- 2026年3月29日 18時29分
没入型の体験と展示 — VR・3D映像で「Before/After」を見比べる
イベントの中心となるのは、VRや3D映像を用いた「タイムトラベル」体験です。シリアの戦前の美しい街並み(Before)と紛争後の姿(After)を並べて提示することで、ニュースとして流れてきた遠い出来事を「自分の大切な場所」として実感できる構成になっています。
映像は現地から届いた素材をもとに、東京大学・渡邊英德研究室と共同で3D化・VR化を行います。技術的な側面では、現地撮影データの3D再構築、没入感を高める音声や解説の配置、視覚的な比較表示などを通じて、情報の受け取り方を変える工夫が施されます。
体験内容と技術連携のポイント
体験は単なる視聴に留まらず、空間としての再現や時間軸の比較を取り入れ、参加者が被写体の「変化の過程」を理解できるように設計されています。視覚情報と共に背景説明を組み合わせることで、文化財や街づくりの価値をより具体的に捉えられるよう配慮されています。
- 没入体験:VRおよび3D映像でBefore/Afterを体感
- 技術協力:東京大学・渡邊英德研究室との共同制作による3D化
- 現地映像活用:被災状況や日常の風景を現地からの映像で再現
登壇者と対話の設計 — 研究と現場をつなぐ構成
登壇者には文化遺産保護の専門家と、長年シリア支援に携わってきたNPO代表が名を連ねます。講演と対話を組み合わせることで、専門的な知見を提示しつつ参加者同士の議論を促す場作りが行われます。
講師による解説だけで終わらず、参加者がそれぞれの感性で何をできるかを話し合うワークショップ的な時間も用意されています。国際協力の経験がない方でも参加できるよう配慮されており、多様な立場からの意見交換が期待されます。
登壇者プロフィール(要点)
- 安倍 雅史(あべ まさふみ)氏
- 独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所。考古学・文化遺産保護の専門家。リヴァプール大学博士課程修了(Ph.D)。シリアや周辺地域での発掘調査や被災状況調査、現地専門家育成に従事。著書に『世界遺産パルミラ破壊の現場から:シリア紛争と文化遺産』(共編著、雄山閣)。
- 中野 貴行(なかの たかゆき)
- NPO法人Piece of Syria代表。2008–10年に青年海外協力隊としてシリアで活動。2016年にPiece of Syriaを設立し、幼稚園運営や校舎修復、心のケアを通じて教育支援を実施。2023年にニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」に選出。
ファシリテーションは中野代表が担当し、文化遺産保護の専門的視点と支援経験を合わせた議論が予定されています。講演と体験、対話の三本柱で構成されるプログラムにより、知識の獲得だけでなく行動につながる理解を目指します。
開催詳細・参加方法と内容の整理
イベントは2026年4月26日(日)にJICA東京で開催され、参加費は無料です。定員は100名で先着順のため、参加を希望する場合は早めの申し込みが推奨されます。交流会が別枠で17:00–17:40に設定されており、登壇者や参加者同士のさらなる意見交換の場が設けられます。
下記の表に本イベントの主要情報を整理します。申し込みは関連ページ(https://syriaculture2026.peatix.com/view)から行えます。場所は幡ヶ谷駅から徒歩約8分のJICA東京で、開始時間は14:00、終了は17:00となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 観光国シリアへの旅と戦争の記録 〜未来に向けて私たちができること |
| 主催 | NPO法人Piece of Syria(https://piece-of-syria.org/) |
| 発表日時(プレスリリース) | 2026年3月29日 18時29分 |
| 開催日時 | 2026年4月26日(日)14:00–17:00(交流会 17:00–17:40) |
| 会場 | JICA東京(幡ヶ谷駅から徒歩約8分) |
| 参加費 | 無料 |
| 定員 | 100名(先着順) |
| 主なプログラム | VR/3D映像による没入体験、安倍雅史氏による講演、参加者同士の対話・交流会 |
| 登壇者 | 安倍雅史(東京文化財研究所)、中野貴行(Piece of Syria代表、ファシリテーター) |
| 技術協力 | 東京大学・渡邊英德研究室(映像の3D化・VR化) |
| 申込先 | https://syriaculture2026.peatix.com/view |
おすすめする参加者像としては、平和や国際協力への関心を持ちながら具体的な関わり方に迷いがある人、旅や異文化理解を通じて地域の「誇り」に触れたい人、教育や文化遺産の視点から街づくりに関心がある人、新しい平和教育を体験したい人、そしてレクチャーに留まらない対話型の場を求める人が挙げられています。
Piece of Syriaのこれまでの活動実績には、幼稚園運営、小学校の校舎修復、心のケアを通じた教育支援で5万人以上の子どもへの支援が含まれます。団体は活動を通して得られた現地の知見と、学術的な協力体制を組み合わせることで、今回のイベントのような文化を通じた支援の「その先」を提示しています。
以上がイベントの主な内容と開催情報の整理です。参加を検討する際は、申込ページの記載事項と募集状況を確認してください。