囲碁の日 (記念日 1月5日)

囲碁の日
記念日の由来
「い(1)ご(5)」の語呂合わせ
提唱団体
公益財団法人・日本棋院
日本棋院設立
1924年(大正13年)7月17日
所属棋士数
約300名
囲碁の起源
約4,000年前の中国
日本への伝来
奈良時代(約1,500年前)

現在、世界中のスマートフォンユーザーが日常的に使うQRコード。その開発のヒントになったのが、じつは囲碁でした。デンソーウェーブの原昌宏氏が昼休みに社内で囲碁を打っているとき、碁盤に並ぶ白と黒の石を見て「マス目をすべて埋めなくても状況を認識できる」とひらめいたといいます。縦横2次元に情報を配置するQRコードの構造は、囲碁の盤面から生まれたのです。囲碁は遊びにとどまらず、現代のデジタル社会を支える技術にまでその発想を広げた、奥深いゲームです。

囲碁の起源は約4,000年前の中国とされ、古代の皇帝・尭が子のしつけのために考案したという伝説が残っています。碁盤は宇宙を、碁石は星を表し、占いや暦の計算にも用いられたとも伝わります。日本へは奈良時代に遣唐使の吉備真備らによって伝来し、約1,500年の歴史を持ちます。平安時代には貴族の嗜みとして定着し、源氏物語や枕草子にも囲碁の場面が登場します。

江戸時代になると、囲碁は庶民にも広まり、将棋と並んで娯楽の中心となりました。幕府は囲碁を奨励し、本因坊・井上・安井・林の四家元制度を設けて俸禄を与え、棋士たちは「御城碁」と呼ばれる将軍上覧の対局を毎年行いました。この制度により高い棋力が維持され、日本の囲碁文化は独自の発展を遂げていきます。近代には1924年(大正13年)7月17日、日本棋院が設立されました。東京都千代田区五番町に本院を置く同院は、約300名の棋士が所属する日本最大の囲碁組織です。棋士の育成・管理のほか、月刊『碁ワールド』や『囲碁年鑑』といった出版物を通じて普及活動を続けています。国内の東京・大阪・名古屋の拠点に加え、ブラジル・オランダ・アメリカにも海外拠点を持ち、囲碁の国際普及を担っています。

毎年1月5日の「囲碁の日」は、日本棋院が提唱した記念日です。「い(1)ご(5)」という語呂合わせから制定されました。関連記念日として1月15日は「いい碁の日」にもなっています。4,000年の歴史を持ちながら、QRコードという21世紀のテクノロジーにも影響を与えた囲碁。その深さと広がりは、一つの記念日に収まりきらないほどです。

1月5日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 神吉日、大明日、天恩日
月齢 16.1

1月の二十四節気・雑節

  • 小寒(しょうかん) 1月5日(月)
  • 大寒(だいかん) 1月20日(火)
  • 冬の土用(どよう) 1月17日(土)