初売り (年中行事 1月2日)
- 一般的な日付
- 1月2日(店舗により異なる)
- 代表的な商品
- 福袋
- 仙台初売りの記録
- 『仙台年中行事』(1804〜1824年)
- 景品特例上限
- 旧仙台藩領・正月三が日は20%
- ジャンル
- 年中行事・小売慣行
年が明けると商店街に「福袋」が並ぶ光景は、今や正月の風物詩のひとつです。初売りとは、新年になって最初に商品を販売することを指し、その日に買い物をする側は「初買い」(はつかい)と呼びます。
かつては官公庁の仕事始めに合わせ、「御用始め」の1月4日以降に初売りを行う小売店が多く見られました。1980年代前半ごろまでは、それが一般的な慣行でした。現在では元日や1月2日から営業する店舗が増え、初売りの時期は大きく前倒しになっています。
初売りが地域の伝統行事として特に大きな規模で行われているのが、宮城県仙台市の「仙台初売り」です。その起源は古く、1804〜1824年ごろに書かれた『仙台年中行事』には、正月2日の早朝から閉まっている店の格子戸を叩いて買い物をし、値段の高安にかかわらず買い手に景品を出すのが習わしと記されています。この商慣行は伊達藩政時代から庶民に根付いたものとされ、200年以上の歴史を持ちます。特筆すべきは公正取引委員会による特例で、通常は商品価格の10%までとされる景品の上限が、正月三が日・旧仙台藩領に限り20%まで認められています。この特例が仙台初売りを「日本一豪華な初売り」と呼ばれる理由のひとつです。現在も1月2日には市内の百貨店や商店街に長蛇の列ができ、和太鼓や獅子舞いが行われるなど、祭りに近い雰囲気を持ちます。
長崎県佐世保市でも「佐世保初売り」が伝統行事として知られ、多くの人出で賑わいます。
近年ではコンビニエンスストアやスーパーマーケットを中心に元日から営業する店舗が増え、初売りは必ずしも1月2日に限られるものではなくなりました。ただし、百貨店などは今も1月2日を初売り当日とすることが多く、福袋目当てに早朝から行列ができる光景は変わっていません。
1月2日のカレンダー情報
1月の二十四節気・雑節
- 小寒(しょうかん) 1月5日(月)
- 大寒(だいかん) 1月20日(火)
- 冬の土用(どよう) 1月17日(土)