不眠の日 (記念日 毎月23日)

不眠の日
慢性的な不眠の割合
成人の20.6%(2022年・国民健康・栄養調査)
平均睡眠時間の国際順位
OECD加盟33か国中最下位(7時間22分)
成人の推奨睡眠時間
7〜9時間(米国睡眠財団基準)
主な不眠の原因
ストレス・ブルーライト・不規則な生活リズム
慢性不眠の主なリスク
高血圧・糖尿病・うつ病リスクの上昇

日本人の5人に1人が、慢性的な不眠に悩まされています。厚生労働省の2022年「国民健康・栄養調査」によると、成人の20.6%が「睡眠で十分な休養が取れていない」と回答しており、平成21年(2009年)の調査から一貫して高い水準が続いています。さらに経済協力開発機構(OECD)の2021年調査では、日本人の平均睡眠時間は7時間22分でOECD加盟33か国中最下位に位置しています。勤勉さが美徳とされてきた文化的背景も重なり、日本は世界でも際立つ「不眠大国」として知られています。

毎月23日は「不眠の日」です。「ふ(2)み(3)ん」の語呂合わせでエスエス製薬株式会社が制定し、日本記念日協会が認定しました。

不眠の主な原因として挙げられるのは、仕事や人間関係のストレス、就寝前のスマートフォン使用、カフェインの過剰摂取、不規則な生活リズムなどです。なかでも近年問題視されているのが、夜間のデジタルデバイス使用です。スマートフォンやタブレットの画面から放たれるブルーライトは、脳に「昼間」と誤認識させ、睡眠ホルモン・メラトニンの分泌を抑制します。これにより入眠が遅れ、睡眠の質全体が低下することが複数の研究で確認されています。

不眠が慢性化した場合、影響は日中の眠気や集中力低下にとどまりません。高血圧・糖尿病・肥満といった生活習慣病のリスク上昇、免疫機能の低下、さらにはうつ病や不安障害との強い関連が数多くの研究で示されています。睡眠不足の状態では食欲を増進するホルモンが増加し、満腹感を伝えるホルモンが減少するため、体重管理にも悪影響を与えます。「寝不足は仕方ない」と放置することが、複数の健康リスクを同時に積み重ねる行為につながります。

睡眠改善の第一歩として効果的なのは、毎朝決まった時間に起床し、体内時計をリセットする習慣をつけることです。寝室を暗く静かに保ち、就寝1〜2時間前からスマートフォンやパソコンの使用を控えることも、入眠の質を高めます。深夜のカフェイン摂取を避け、軽めの運動を日課にすることも有効です。それでも眠れない夜が続くようであれば、市販の睡眠補助薬を短期的に活用しながら、症状が続く場合は早めに医療機関を受診することをおすすめします。毎月23日を、自分の睡眠を点検する日にしてみてください。