甘酒の日 (記念日 1月20日)
- 制定者
- 森永製菓株式会社
- 日付
- 大寒(1月20日頃)
- 瓶入り発売年
- 1969年
- 別名
- 飲む点滴
- 俳句の季語
- 夏の季語
俳句の世界では、甘酒は「夏の季語」です。冬に温かくして飲むイメージが強い飲み物ですが、江戸時代には夏に屋台で売り歩かれる、暑気払いの定番でした。当時の記録書『守貞漫稿』にも「夏月専ら売り巡るもの」として甘酒売りが登場します。体力消耗が激しい夏に、糖分とアミノ酸を手軽に補える栄養ドリンクとして重宝されていたのです。
現代の甘酒は冬の飲み物として定着しています。1月20日頃の「大寒」は二十四節気のうち最も気温が下がるとされる時期で、この頃に体を温める甘酒の消費量が一年でもっとも多くなります。森永製菓株式会社はこの事実に着目し、大寒の日を「甘酒の日」として制定。日本記念日協会に認定・登録された記念日で、日本の伝統的な発酵飲料の魅力を広く伝えることを目的としています。
森永製菓と甘酒の縁は長く、瓶入り甘酒の販売開始は1969年のことです。1974年には缶入り甘酒も登場し、以来50年以上にわたって販売を続けてきました。現在では日本で最も売れている甘酒ブランドとして広く定着しており、大寒の時期には百貨店や食品・菓子メーカーとのコラボ商品を展開するなど、「甘酒の日」を軸に市場全体を盛り上げる取り組みが続いています。
甘酒には大きく分けて2種類あります。米麹を発酵させた「米麹甘酒」はノンアルコールで自然な甘みが特徴で、「飲む点滴」とも呼ばれるほどアミノ酸・ブドウ糖・ビタミンB群が豊富です。酒粕を溶かした「酒粕甘酒」は少量のアルコールを含み、麹由来の有機酸や食物繊維も豊富に含まれています。どちらを選んでも、大寒の寒さに体の芯からじんわりと温まる一杯です。江戸時代には夏の暑気払いとして売り歩かれ、現代では冬の温め役として——時代によって役割を変えながら、日本人は甘酒を飲み続けてきました。『日本書紀』にもその原型となる飲み物の記述があるとされ、大寒の一杯は長い歴史の重みが詰まっています。
参考リンク
1月20日の他の記念日
1月20日のカレンダー情報
1月の二十四節気・雑節
- 小寒(しょうかん) 1月5日(月)
- 大寒(だいかん) 1月20日(火)
- 冬の土用(どよう) 1月17日(土)