シャー芯の日 (記念日 1月11日)

シャー芯の日
制定者
ぺんてる株式会社
登録機関
一般社団法人日本記念日協会
日付の由来
芯の形が「1」に似ており、1が3つ並ぶ日
ハイポリマー芯発売
1960年(世界初の合成樹脂配合芯)
主流の芯径
0.5mm(JIS規格では実際0.55〜0.58mm)
芯径のラインアップ
0.2mm〜1.3mmの7種類

シャープペンシルの芯、いわゆる「シャー芯」が1本だけケースに残ったとき、その細長いシルエットが数字の「1」にそっくりだと気づいたことはないでしょうか。ぺんてる株式会社はその形に着目し、「1」が3つ並ぶ1月11日を「シャー芯の日」として制定しました。シャープペン本体の陰に隠れがちな替芯にスポットライトを当て、その魅力をあらためて広く伝えることが目的です。

現代のシャー芯の原点は、1960年にぺんてる(当時・大日本文具)が世界に先駆けて開発した「ハイポリマー芯」にあります。それ以前の替芯は直径1〜1.5mmの太く折れやすいものしかなく、シャープペンも後端を回して芯を出す繰り出し式が主流でした。ぺんてるが粘土の代わりに合成樹脂(ポリマー)を配合する製法を発明したことで、細くても折れにくい芯が誕生。この革新がノック式シャープペンの普及を一気に後押しすることになりました。

その後、芯は0.9mmから0.7mm、0.5mmへと細径化が進み、1968年には0.3mmも登場しました。日本では画数の多い漢字を書くのに適した0.5mmが定番として定着しています。ちなみにJIS規格によると、「0.5mm芯」の実際の直径は0.55〜0.58mmに設定されており、ペン先との摩擦を考慮した設計になっています。現在は0.2mmから1.3mmまで7種類の芯径が市販されています。

2023年1月、ぺんてるは13年間の研究を経て開発したシャープペン替芯の新ブランド「Pentel Ain(ぺんてるアイン)」を発表し、同時に「シャー芯の日」を一般社団法人日本記念日協会に登録しました。従来の「折れにくさ」と「濃さ」という相反する性能を維持しながら、特殊オイルを配合した新製法でなめらかな書き味を実現。ケースも300人以上への36か月の行動観察をもとに設計され、傾けずに1本取り出せるスライド開閉式になっています。

毎年1月11日は、書き続けてきたシャー芯への感謝を思い出すきっかけになりそうです。ペンケースの隅で静かに出番を待つ細い「1」の束が、実は60年以上の技術の蓄積でできていると知ると、次にノックする手つきが少し変わるかもしれません。

1月11日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 神吉日
月齢 22.1(下弦の月)

1月の二十四節気・雑節

  • 小寒(しょうかん) 1月5日(月)
  • 大寒(だいかん) 1月20日(火)
  • 冬の土用(どよう) 1月17日(土)