東京駅開業記念日 (記念日 12月20日)
- 開業日
- 1914年(大正3年)12月20日
- 設計者
- 辰野金吾
- 建設費用
- 280万円(現在換算100億円超)
- 文化財指定
- 国の重要文化財
- 復元完了
- 2012年(創建時外観を再現)
- 1日利用者数
- 約40万人
1914年(大正3年)12月20日、赤レンガ造りの壮麗な駅舎が東京・丸の内に姿を現しました。東京駅の開業です。建設工事の着手から約6年半、当時の金額で280万円——現在の価値で100億円以上とも試算される費用をかけて完成したこの駅は、かつて大名屋敷が立ち並んでいた「三菱ヶ原」と呼ばれた土地に建てられました。開業2日前の12月18日に完成式が行われ、20日から東海道本線の起点が新橋駅からこの地に移されました。
設計を手がけたのは建築家・辰野金吾です。赤レンガと白い花崗岩を組み合わせた外壁、南北のドームを擁する左右対称の造形は当時の人々に強い印象を与えました。丸の内口の中央には皇室専用の貴賓出入口が設けられており、皇居の正面に位置するという立地とあわせて、「帝都の玄関口」としての格式を体現していました。ドーム内部には干支のレリーフが施され、完成当初は8種だったものが、2012年の復元工事で本来の12種がそろいました。
駅舎はその後も激動の時代を経ます。1923年の関東大震災では損傷を免れましたが、1945年の空襲で屋根が焼け落ち、戦後の復旧では3階建てから2階建てに縮小されました。その姿のまま半世紀以上が過ぎ、2012年に創建時の外観を復元する大規模工事が完了し、南北ドームの内部装飾も含めて当初の設計に近い姿がよみがえりました。駅舎全体は国の重要文化財にも指定されており、こうした経緯を持つ駅舎が現役の交通インフラとして機能し続けているのは世界的にも珍しい例です。
開業から110年以上が経った現在も、1日約40万人が利用する日本最大級のターミナルです。新幹線をはじめ多数の路線が乗り入れ、地下街や商業施設を含む巨大な交通結節点として、毎日多くの人々の出発と帰還を支え続けています。
12月20日の他の記念日
12月20日のカレンダー情報
12月の二十四節気・雑節
- 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
- 冬至(とうじ) 12月22日(火)