いのちの日 (記念日 12月1日)
- 制定年
- 2001年(平成13年)
- 制定者
- 厚生労働省
- 日付
- 12月1日(翌1週間が相談週間)
- 運営団体
- 日本いのちの電話連盟(1977年設立)
- 相談員数
- 全国約6,000人のボランティア
- フリーダイヤル
- 0120-783-556
毎年12月1日から1週間、「0120-783-556」のフリーダイヤルに電話をかけると、全国の「いのちの電話」相談窓口につながります。精神的な危機の中にいる人が、声だけで誰かと話せる仕組みです。この週間を支えているのが「いのちの日」という記念日で、2001年(平成13年)に厚生労働省が制定しました。「いのちの日」は単なる啓発日にとどまらず、相談員の確保と社会全体への周知を同時に図ることを目的としており、自殺予防対策の象徴的な取り組みとして位置づけられています。毎年この時期には全国各地でポスター掲示やメディアを通じた広報活動も行われ、一人でも多くの人が相談窓口の存在を知る機会となっています。
制定の背景には、1990年代後半から急増した自殺者数があります。日本の年間自殺者数は1998年(平成10年)に初めて3万人を超え、以降10年以上にわたって高水準が続きました。こうした状況を受け、厚生労働省は「健康日本21」の自殺予防対策の一環として12月1日を「いのちの日」と定め、当初は暫定的な日付でしたが、2002年の自殺防止対策有識者懇談会で正式に確定されました。
「いのちの日」から始まる1週間、日本いのちの電話連盟は無料の電話相談を集中的に開設します。日本いのちの電話連盟は1977年(昭和52年)に設立された組織で、全国50か所以上のセンターに約6,000人のボランティア相談員が在籍しています。普段は有料または各地域の番号での対応ですが、この週間中はフリーダイヤルで24時間、無料でつながることができます。
「いのちの電話」の歴史は1971年(昭和46年)にさかのぼります。東京・千代田区に最初のセンターが開設され、その後各都市に広がりました。元々はキリスト教の牧師が欧米の「危機介入電話」を参考に始めたとされており、宗教的背景を持ちながらも宗教色を排した相談窓口として運営されてきました。
現在、相談の内容は自殺に関するものだけではなく、孤独、家族関係、健康、経済的な困難など多岐にわたります。電話口で名前を名乗る必要はなく、匿名で話せることが、心に余裕のない状態の人が一歩踏み出しやすい理由の一つとされています。「いのちの日」は、そうした相談窓口の存在を広く知ってもらうための機会でもあります。
12月1日の他の記念日
12月1日のカレンダー情報
12月の二十四節気・雑節
- 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
- 冬至(とうじ) 12月22日(火)