ビン牛乳の日 (記念日 11月26日)

ビン牛乳の日
制定者
有限会社山村乳業(三重県伊勢市)
認定日
2024年9月20日(日本記念日協会認定)
日付の由来
2本のビン牛乳が並ぶ様子が「11」、風呂上がりの定番イメージが「26(風呂)」にちなむ
生産量の推移
500ml未満のビン入り牛乳の生産量は2013〜2023年の10年間で約3分の1に減少
山村乳業の歴史
1919年(大正8年)創業。日本最多の14品目47種類のビン入り乳製品を製造
ビン牛乳の始まり
1887年(明治20年)頃からビン詰めでの宅配が開始

銭湯の脱衣所で、腰に手を当てて冷えたビン牛乳をひと口。そのイメージは、多くの日本人にとって「昭和の原風景」として刻まれています。ところがいま、そのビン牛乳が消えかかっています。500ml未満のビン入り牛乳の生産量は2013年から2023年の10年間で約3分の1にまで落ち込み、このペースが続けば2027年にはゼロになる可能性があるとも言われています。

11月26日は「ビン牛乳の日」です。三重県伊勢市に本拠を置く有限会社山村乳業が制定し、2024年9月20日に日本記念日協会に認定・登録されました。日付の由来は、2本のビン牛乳が並ぶ様子が「11」に見え、風呂上がりのビン牛乳という定番イメージから「26(風呂)」を組み合わせたもの。ユーモアのある語呂合わせですが、その裏にはビン牛乳の文化的価値を次の世代に伝えたいという真剣な思いがあります。

山村乳業は1919年(大正8年)創業の老舗メーカーで、日本最多となる14品目47種類ものビン入り乳製品を製造しています。大手メーカーが次々とビン牛乳から撤退するなか、同社はビン容器にこだわり続けています。森永乳業は2024年3月に95年にわたって扱ってきたビン牛乳の販売を終了し、小岩井乳業も2021年に全量を紙容器へ切り替えました。ビン牛乳の原点は明治時代にさかのぼります。1887年(明治20年)頃からビン詰めでの宅配が始まり、学校給食でも1960年代には広く親しまれました。しかし1964年の東京オリンピック前後に紙パックが普及すると、ビンは徐々に主役の座を譲っていきます。さらに近年はガラス瓶の製造コストが急騰し、2023年には1本あたり50円だった仕入れ値が80円近くに跳ね上がったとも報告されています。

それでもビン牛乳を求める声は根強くあります。ガラスの滑らかな飲み口、冷えたビンを握る感触、プルトップを開けるときの小気味よい音——紙パックでは再現できない体験が、銭湯やプールの帰り道を思い出させます。「ビン牛乳の日」は、そうした記憶と文化を守ろうという意志の表れです。

11月26日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 大明日、月徳日
月齢 16.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)