競輪発祥の日 (記念日 11月20日)
- 初開催日
- 1948年11月20日
- 初開催会場
- 小倉競輪場(福岡県北九州市)
- 初回入場者数
- 約5万5千人
- 初回車券販売額
- 1,973万円
- 五輪種目採用
- 2000年シドニー大会(KEIRIN)
- 記念日認定
- 2023年・日本記念日協会
1948年11月20日、福岡県北九州市にある小倉競輪場に約5万5千人の観客が押し寄せました。第1回小倉競輪競争の車券販売額は1,973万円。終戦からわずか3年、物資も食料も乏しかった時代に、これほどの熱気が生まれた競技が「競輪」です。その産声を上げた日を記念して、公益財団法人JKAが「競輪発祥の日」を制定し、2023年に日本記念日協会が認定しました。
競輪誕生の背景には、戦後の地方財政難がありました。1948年、自転車競技法が制定され、地方自治体が競輪を開催して得た収益を財源として活用できる仕組みが整えられました。小倉競輪場の前身となった施設は、同年に福岡県で開催される国民体育大会のために整備された自転車競技場で、大会終了後にそのまま競輪場として転用されたという経緯があります。
小倉での初開催が爆発的な人気を呼んだことで、この仕組みは全国に広まりました。翌1949年には各地で競輪場の開設が相次ぎ、1950年代にかけて日本各地に競輪文化が根付いていきます。戦後復興期の娯楽として、また自治体財政を支える収益事業として、競輪は独自の役割を担うようになりました。競輪が日本発祥の競技であることは、国際舞台でも証明されています。「KEIRIN」の名称でオリンピック正式種目となったのは2000年のシドニー大会から。日本式のルールをベースに国際化された自転車トラック競技として、現在も世界規模で行われています。発祥地である小倉競輪場は今も現役の競技場として運営されており、毎年11月20日前後には記念イベントも開催されます。
車券の発売からレースの運営まで、競輪という競技は独自の産業構造を持ちながら75年以上の歴史を積み重ねてきました。公益財団法人JKAは競輪の収益を機械工業の振興や公益事業の補助に充てる役割も担っており、競輪は単なる公営ギャンブルにとどまらない社会的な仕組みとして機能しています。11月20日は、そうした競輪の出発点を振り返る日です。
11月20日の他の記念日
11月20日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)