箸の日 (記念日 11月11日)

箸の日
制定年
2015年
制定の場
箸の国際学術シンポジウム
制定国
日本・中国・韓国の専門家・学者
日付の由来
「1111」が箸2膳に見える
箸食の歴史
飛鳥時代(604年)に聖徳太子が導入
関連記念日
8月4日(は=8、し=4)も箸の日

「1111」という数字の並びを横から眺めると、箸が二膳並んでいるように見えます。この発想から生まれたのが11月11日の「箸の日」です。2015年、日本・中国・韓国の箸文化の専門家や研究者が参加した「箸の国際学術シンポジウム」で制定されました。箸の世界遺産登録を目指す国際的な活動の一環として設けられたもので、単なる語呂合わせにとどまらず、東アジア三国が連携した文化保護の意志を持った記念日です。日本では箸の日が11月11日のほかに、8月4日にもあります。「は(8)し(4)」の語呂合わせで制定されたこちらは国内向けの記念日で、毎日の食卓への感謝を中心テーマに据えています。一方の11月11日版は、東アジアの食文化圏全体を視野に入れた国際的な性格を持ちます。箸を使う国は日本だけでなく、中国・韓国・ベトナム・タイなど東・東南アジア一帯に広がっており、世界人口のおよそ3割がいまも箸を日常的に使用していると言われています。

日本における箸の歴史は古く、飛鳥時代の604年、聖徳太子が中国から箸食の習慣を取り入れたとする記録が残っています。宮廷の儀礼用として始まった箸食はやがて貴族へ、そして庶民へと広まり、江戸時代にはほぼ現在と同じスタイルが定着しました。日本の箸が中国や韓国のものと異なる点として挙げられるのが、先端の細さです。魚を食べる食文化に対応して骨をほぐしやすいよう、日本の箸は先が細く削られています。素材も木・竹・漆器など多様で、産地によって形状も微妙に異なります。

箸の世界遺産登録に向けた動きは、三国間の研究者ネットワークを通じて続けられています。ユネスコの無形文化遺産には2013年に「和食」が登録されていますが、箸そのものはまだ登録されていません。食器としての箸が持つ文化的・民俗的な価値を国際社会に訴えるには、三国が共通の枠組みで申請する必要があり、シンポジウムはその議論の場として機能しています。11月11日には各地の箸メーカーや料理研究家が関連イベントを開催し、箸の正しい持ち方や産地別の特徴を紹介する取り組みも行われています。

11月11日の他の記念日

11月11日のカレンダー情報

六曜 赤口
月齢 1.8

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)