デリバリー弁当の日 (記念日 6月1日)
- 制定者
- 弁当・惣菜の公正取引協議会
- 由来(語呂)
- む(6)すぶ(1)=結ぶ
- 市場規模
- 年間約3000億円
- 歴史的起源
- 江戸時代の芝居小屋への配達
- 主な用途
- 会議・研修・慶弔行事
毎朝、東京都内のオフィス街に数百台のバイクが走り出します。積み重なった仕出し弁当を運ぶデリバリーは、会議や研修の昼食を支える静かなインフラです。「デリバリー弁当の日」は、仕出し弁当・配達弁当の業界団体である公益社団法人全国公正取引協議会連合会加盟の「弁当・惣菜の公正取引協議会」が制定しました。日付は「む(6)す(す)ぶ(1)」=「結ぶ」の語呂合わせで、食を通じて人と人がつながるという意味が込められています。
日本の仕出し弁当の歴史は江戸時代に始まります。芝居小屋や花見の場に弁当を届ける商売が発展し、明治・大正期には料亭が企業や役所に配達弁当を送る形が定着しました。戦後の高度経済成長期には工場や建設現場の労働者向けに大量注文が増え、現代のデリバリー弁当業の原型が確立されています。
現在の市場規模は年間約3000億円とも言われ、法人向けが主流です。会議弁当、研修弁当、慶弔行事の折詰など、用途に応じた専門メニューが整備されています。近年はコロナ禍でオフィスの在宅勤務が増えた影響で一時需要が落ち込んだものの、リモートワーク用の個人宅配サービスが台頭し、市場の構造が変化しています。
仕出し弁当には、折詰の美学ともいえる盛り付けの技術が宿っています。白木の経木や黒塗りの漆器の仕切りに、煮物・焼き物・揚げ物・酢の物を彩りよく並べる作業は、料理人の腕の見せどころです。工場で大量生産される市販弁当とは異なり、仕出し業者が手作業で仕込みから詰め合わせまで行うことが多く、職人技が今も継承されています。
配達エリアや最低注文数の制約が緩和されたことで、近年は個人でも利用しやすくなっています。特別な日の昼食として、自宅にデリバリー弁当を頼んでみると、その丁寧な仕事ぶりに改めて気づくかもしれません。
参考リンク
6月1日の他の記念日
6月1日のカレンダー情報
6月の二十四節気・雑節
- 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
- 夏至(げし) 6月21日(日)
- 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)