カニカマの日 (記念日 毎月22日)

カニカマの日
初発売年
1972年(商品名「かにあし」)
制定者
株式会社スギヨ(石川県七尾市)
創業年
1640年
世界消費量
年間50万トン超
由来
かにのハサミ形=漢字「ニニ」→22日
代表商品
香り箱(2004年発売)

1972年、石川県七尾市の株式会社スギヨが偶然の失敗から世界食品史を変える発明をしました。世界で年間50万トン以上消費されるカニカマの元祖で、スギヨは現在、年商200億円規模の水産加工メーカーへと成長しています。

スギヨは1640年創業の老舗かまぼこメーカー。1960年代後半、中国との国交悪化でクラゲの輸入が止まったため、代替食品の開発に着手しました。アルギン酸・卵白・塩化カルシウムで人工クラゲを作ろうとしたものの、うまくいかず。刻んで食べてみると「カニの身そっくりだ」と気づいたのが、カニカマ誕生のきっかけです。失敗作が世界を席巻する食品に化けた瞬間でした。

1972年に発売した「かにあし」が世界初のカニ風味かまぼこ。その後、欧米に技術が渡り、フランスでは年間5万トンを超える消費量に達するなど、カニカマは「surimi(スリミ)」の名でヨーロッパ料理にも定着し、戦後の食品三大発明のひとつとも称されています。2004年にはスギヨが再び業界を驚かせます。本物のカニに極限まで近づけた「香り箱」を発売。食感・繊維感・見た目のどれをとっても本物と見分けがつかないと話題になり、カニカマの概念をアップデートしました。

毎月22日は「カニカマの日」。かにのハサミの形が漢字の「ニニ」に見えることから、スギヨが制定し、日本記念日協会が認定しました。ただし6月22日はすでに「かにの日」があるため除外されています。発明から50年以上が経った今もカニカマは世界中に広がり続けており、スーパーのかまぼこコーナーに並ぶこの食品が、一つの偶然から生まれたことを思い返してみてください。