国際お茶の日 (記念日 5月21日)

国際お茶の日
制定年月日
2019年12月19日(国連総会決議)
決議番号
A/RES/74/241
提案グループ
G77+中国(パレスチナが代表提出)
主管機関
FAO(国連食糧農業機関)
主要生産国
中国・インド・ケニア・スリランカ等
世界消費量順位
水に次いで2位

世界で水に次いで多く飲まれている飲み物が、お茶です。コーヒーでも炭酸飲料でもなく、緑茶・紅茶・烏龍茶といったお茶が2位という事実は、その普及度の深さを物語っています。5月21日の「国際お茶の日」は、そのお茶が持つ経済的・社会的な意義を世界規模で再認識するために設けられた記念日です。

制定の経緯は2015年にさかのぼります。イタリアのミラノで開かれたFAO(国連食糧農業機関)の茶に関する政府間グループ(IGG on Tea)の会合で、国際デー設置の提案が議論されました。その後、FAOの商品問題委員会(CCP)が支持し、2019年12月19日に国連総会決議A/RES/74/241として採択されました。提案はパレスチナが「G77と中国」を代表する形で提出したもので、お茶の主要生産国が多く含まれる途上国グループが主導した点が特徴的です。

なぜ5月21日なのか、明確な理由は決議文に示されていません。ただ、北半球では茶の新芽が芽吹く時期にあたり、産地の季節感と結びついた日付という解釈が広まっています。FAOが記念日の運営機関となっており、毎年テーマを設けてイベントや情報発信を行っています。

お茶の生産は世界60か国以上に広がっていますが、その中心は中国・インド・ケニア・スリランカ・インドネシアなどの途上国です。茶園での摘み取りや加工は機械化が難しく、今も多くが手作業に依存しています。農村の小規模農家や、その多くを占める女性たちにとって、お茶は安定した現金収入の数少ない手段のひとつです。国際お茶の日が掲げる「持続可能な生産・消費の推進」と「貧困削減・食料安全保障への貢献」という目的は、こうした現場の実情を背景にしています。

消費量の世界1位は中国で、生産量でも全体の約4割を占めます。日本は緑茶文化の担い手として独自の位置を占めますが、近年は輸出額が増加傾向にあり、抹茶の海外需要が特に高まっています。一杯のお茶が生産者から消費者に届くまでの連鎖を意識するきっかけとして、この記念日は機能しています。

5月21日のカレンダー情報

六曜 友引
吉日 大明日
月齢 4.3

5月の二十四節気・雑節

  • 立夏(りっか) 5月5日(火)
  • 小満(しょうまん) 5月21日(木)
  • 八十八夜(はちじゅうはちや) 5月2日(土)