ソニー創立記念日 (記念日 5月7日)

ソニー創立記念日
創業日
1946年5月7日
創業時の資本金
19万円
創業時の従業員数
約20名
創業場所
東京・日本橋 白木屋百貨店3階
日本初の製品
磁気テープ式レコーダー「G型」(1950年)
社名変更
1958年に東京通信工業からソニー株式会社へ改称

資本金19万円、従業員わずか20名。戦後の焼け野原に立った井深大が「自由闊達にして愉快なる理想工場」と記した設立趣意書は、今日のソニーの出発点となった一枚の紙です。1946年5月7日、東京・日本橋の白木屋百貨店3階に、東京通信工業株式会社は産声を上げました。井深はその趣意書に「真面目ナル技術者ノ技能ヲ、最高度ニ発揮セシムベキ自由闊達ニシテ愉快ナル理想工場ノ建設」と記しており、「技術者が自由に能力を発揮できる場所をつくる」という理念を最初に掲げたのは、当時として異例のことでした。技術系ベンチャーの概念すら存在しなかった時代の宣言です。

もう一人の創業者・盛田昭夫が加わったのは、会社設立から数ヶ月後のことです。愛知県の老舗造り酒屋の長男として生まれた盛田は、名古屋大学で物理学を専攻していましたが、井深の設立趣意書を読んで事業への参画を決意したといいます。技術家の井深と営業・経営の天才・盛田——この二人の組み合わせが、後の世界的ブランドの土台となりました。

しかし創業初期は決して順風満帆ではありませんでした。社名こそ「通信工業」を掲げましたが、当初はまとまった事業の柱がなく、電気炊飯器の試作品をつくっては失敗するなど模索が続きました。転機となったのは1950年、日本初の磁気テープ式レコーダー「G型」の完成です。発売価格は16万8千円(当時の初任給が約4,000円)、重量は約40キログラムという代物でした。素晴らしい技術の結晶ではありましたが、「テープレコーダー」という機械の存在すら知らない一般消費者に売ることは容易ではありませんでした。

1958年、会社名はついに「ソニー株式会社」へと変更されました。「SONY」という名称は、ラテン語で「音」を意味する「sonus」と、当時の若者文化を象徴するアメリカのスラング「sonny」を組み合わせたものです。日本語のような語順に縛られず、国籍を問わず誰もが読みやすく覚えやすい——これは盛田が当初から世界市場を見据えていたことの表れでもありました。わずか19万円の資本金から出発した会社が、世界中で通用するブランド名を手にした瞬間でもあります。

5月7日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 天恩日、巳の日
月齢 19.6

5月の二十四節気・雑節

  • 立夏(りっか) 5月5日(火)
  • 小満(しょうまん) 5月21日(木)
  • 八十八夜(はちじゅうはちや) 5月2日(土)