熱中症対策の日 (記念日 5月5日)
- 制定年
- 2014年(平成26年)
- 制定団体
- 「熱中症ゼロへ」プロジェクト・日本コカ・コーラ株式会社
- 認定機関
- 一般社団法人 日本記念日協会
- 2024年救急搬送者数
- 9万7578人(過去最多)
- 2024年死亡者数
- 120人(重症入院2178人)
- 高齢者の割合
- 搬送者全体の57.4%が65歳以上
2024年の夏、熱中症で救急搬送された人の数は9万7578人にのぼった。消防庁が統計を開始した2008年以降で過去最多の数字であり、そのうち120人が死亡、2178人が3週間以上の入院を要する重症だった。年々記録を更新し続けるこの数字の背景にあるのは、気温の上昇だけではない。5月から6月にかけての「まだ暑くない」という油断が、準備のできていない体を追い込む。
熱中症対策の日は毎年5月5日、二十四節気の「立夏」の頃に設けられている。2014年(平成26年)、日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトと日本コカ・コーラ株式会社が共同で申請し、一般社団法人日本記念日協会に認定された記念日だ。搬送者数のピークは7月・8月に集中するが、あえて夏本番前の立夏を記念日に選んだのは、「体が暑さに慣れていない時期から意識を向けてほしい」という狙いがある。
春から初夏にかけては、日差しが強くなる一方で気温の変動が大きく、体の体温調節機能がうまく追いつかない。汗をかく習慣がまだ身についていないこの時期こそ、熱中症のリスクが見えにくく危険だ。2024年の搬送データでは、65歳以上の高齢者が全体の57.4%を占めており、加齢による体温感知能力の低下が深刻なリスク要因となっている。一方で、少年(7〜17歳)が9%を占める点も見逃せない。屋外での部活動や運動会など、5月の行事で若い世代も影響を受けやすい。
熱中症予防の基本は「水分と塩分の補給」「涼しい環境の確保」「体を暑さに慣らす暑熱順化」の3点に集約される。のどが渇く前にこまめに飲む、エアコンの使用をためらわない、屋外活動の際は帽子や日傘を活用するといった対策が、発症リスクを大幅に下げる。熱中症ゼロへプロジェクトは、5月5日を起点に、予防法や応急処置、セルフチェックなどの啓発情報を広く発信している。
熱中症は適切な対処で防げる病気だ。立夏を迎えるこの時期に、家族や周囲の人と一緒に、水分補給の習慣や暑い日の過ごし方を改めて確認しておきたい。「今日はまだそこまで暑くない」と感じる日こそ、準備を始めるタイミングとして最適だ。
5月5日の他の記念日
5月5日のカレンダー情報
5月の二十四節気・雑節
- 立夏(りっか) 5月5日(火)
- 小満(しょうまん) 5月21日(木)
- 八十八夜(はちじゅうはちや) 5月2日(土)