コピーライターの日 (記念日 1月28日)

コピーライターの日
条約公布年
1956年(昭和31年)1月28日
日本での発効日
1956年4月28日
条約の策定機関
ユネスコ(国連教育科学文化機関)
条約の調印地
スイス・ジュネーヴ(1952年)
©マークの意味
Copyrightの頭文字Cを丸で囲んだ著作権表示記号

「©」という記号を見たことのない人はほとんどいないでしょう。しかしこのマーク、世界共通のルールとして定められたのは意外にも20世紀半ばのことです。1956年(昭和31年)1月28日、日本で「万国著作権条約」が公布され、同年4月28日に発効しました。この条約によって、著作物にCopyrightの頭文字「C」を丸で囲んだ「©」を付記するルールが国際的に統一されました。「コピーライト(copyright=著作権)」を「コピーライター」にひっかけたこの記念日は、その条約公布の日付に由来しています。

万国著作権条約は、1952年にスイスのジュネーヴで調印された国際条約です。当時すでにベルヌ条約という著作権の国際条約が存在していましたが、アメリカなど加盟していない国が多く、著作権保護の「抜け穴」が生じていました。そこでユネスコが中心となって策定したのがこの条約で、©マークを付ければ手続きなしで著作権保護を受けられる仕組みを導入し、より多くの国が参加しやすい枠組みを整えました。一方、この記念日の名前が「コピーライターの日」となっているのは、コピーライター(copywriter)という職業に由来します。コピーライターとは、商品や企業を宣伝するため、新聞・雑誌・ポスターといったグラフィック広告やテレビCM、ラジオCM、ウェブサイト・バナー広告などに使う文言(コピー)を書く専門職のことです。「コピーライト(著作権)」と「コピーライター(広告文の書き手)」はスペルが異なる別の言葉ですが、日本語の読みが同じであることを利用して記念日の名前に据えた、いわば言葉遊びの発想です。

日本のコピーライターという職業は、1950〜60年代の高度経済成長期に本格的に確立されました。テレビ放送の開始とともに広告の需要が急拡大し、消費者の心に刺さるひと言を生み出す専門職として社会的な認知が広まっていきました。「モーレツからビューティフルへ」「ディスカバー・ジャパン」など、時代を象徴するコピーが次々と生まれたのもこの時代です。

言葉一つで商品の印象を大きく左右するコピーライティングは、デジタル広告が主流となった現在でも変わらず重視されています。SNSの投稿文、検索広告の見出し、メールの件名にいたるまで、短い言葉で人の注意を引く技術の需要はむしろ高まっています。著作権の記号が生まれたこの日は、言葉が持つ力と、それを守る仕組みの両方を改めて意識するきっかけになりそうです。

1月28日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 大明日、寅の日
月齢 9.3

1月の二十四節気・雑節

  • 小寒(しょうかん) 1月5日(月)
  • 大寒(だいかん) 1月20日(火)
  • 冬の土用(どよう) 1月17日(土)