セルシス、CLIP STUDIO PAINT ARRが56億円に
ベストカレンダー編集部
2026年3月6日 14:28
2月度月次進捗レポート
開催日:3月1日
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セルシスの2月レポート:サブスクリプション収益が最高水準に達し、事業が安定推移
株式会社セルシスは2026年3月6日11時20分付で、2026年2月度の月次事業進捗レポートを公開しました。本レポートでは、主力製品であるCLIP STUDIO PAINTのサブスクリプションモデルに関する業績指標や、クリエイタープラットフォーム関連の利用状況、全社的な売上内訳などがまとめられています。
リリース本文では、2月のトピックとしてサブスクリプションのARRが過去最高を更新したこと、プラットフォーム利用者数が1,200万人を超えたこと、チャーンレートが安定していることが報告されています。以下で各項目の定義や注記、数値の意味合いを含めて整理します。
クリエイターサポート分野の主要指標と注記
クリエイターサポート分野では、CLIP STUDIO PAINTのサブスクリプション売上を中心に業績が評価されています。本レポートでは、短期の月次変動を平滑化するために3か月移動平均のARR(Annual Recurring Revenue)を採用しています。
ARRの定義と計算に関しては、決済手段により月ごとの営業日数が変動する点や、四半期決算期末月に行う決算調整の影響で月次では金額が変動し得るため、3か月移動平均での表現を行っていると明記されています。これにより月次の短期ノイズを抑えた評価が可能となります。
- ARR(Annual Recurring Revenue)についての注記
- 契約更新がすべて更新される前提で、1年間で得られると想定される売上高として算出。
- 決済手段により3か月毎に1か月の日数が(通常月は28営業日、特別月は35営業日)変動すること、四半期決算期末月に決算調整を行うことから、月次の金額は変動する。
- 2月トピック:ARRが過去最高の56億円となりました。
チャーンレートの定義と現状
CLIP STUDIO PAINTのチャーンレート(有料契約ベース)については、リリース内で計算方法が詳細に示されています。計算は前月末時点の契約数を分母とし、当月の解約数を分子として算出する方式です。
製品特性として年額契約と月額契約が併存している点が強調されています。月額契約は必要なときだけ利用するケースがあり、同一顧客による契約の繰り返しや複数契約の保有が発生します。これらすべてを個別契約として取り扱い、解約率を算出しているため、顧客単位ではなく契約単位のチャーンレートであることに留意が必要です。
- チャーン計算上のポイント
- 同一顧客が複数契約を持つ場合はそれぞれ別契約として算出。
- 年額契約だけでなく月額契約の解約も含め、契約の増減を全て通算して算出。
リリースでは数値そのものとしてチャーンレートが「安定している」との記載があり、事業は順調に推移していることが示されていますが、具体的なパーセンテージは提示されていません。数値提示がないため、現状の定性的な表現に留まります。
クリエイタープラットフォーム分野:利用者拡大の状況
クリエイタープラットフォーム分野は、CLIP STUDIO WEBサービスおよび「CLIP STUDIO ASSETS」を含む複数サービスの利用者数をまとめた指標で評価されています。2月のトピックとして、プラットフォーム利用者数が1,200万人を超えたことが報告されています。
この利用者数には、CLIP STUDIO WEBに関連するサービス利用者数やアセット利用者など複数のサービスにまたがる利用者が含まれるため、プラットフォーム全体のエコシステム規模を示す指標として機能します。増加要因には、サブスクリプションモデルの強化やサービス連携による利用機会の拡大が寄与していると推定されますが、リリースは定量的な増加要因の内訳までは示していません。
- 対象サービスの例:CLIP STUDIO ASSETS、CLIP STUDIO WEBの各種サービス。
- 2月トピック:プラットフォーム利用者が1,200万人を超過。
全社の売上内訳と運用上の注意点および予定施策
全社の売上内訳では、クリエイターサポート分野およびクリエイタープラットフォーム分野の3か月移動平均による売上内訳推移を公表しています。売上区分は主にサブスクリプション、ツール販売、プラットフォームサービス、流通ソリューションに分けて集計されています。
売上区分の説明は次の通りです。サブスクリプションはCLIP STUDIO PAINTのサブスクリプション収入、ツール販売には買い切りモデルや法人向けライセンス収入、プラットフォームサービスにはCLIP STUDIO WEBサービス上での売上、流通ソリューションには電子書籍およびDC3に関連する売上が含まれます。
- サブスクリプション:CLIP STUDIO PAINTのサブスクリプションモデルの売上。
- ツール販売:買い切りモデルや法人向けライセンスなどの売上。
- プラットフォームサービス:CLIP STUDIO WEBサービスでの売上等。
- 流通ソリューション:電子書籍およびDC3関連の売上。
なお、3か月移動平均の計算過程では百万円未満を切り捨てているため、連結業績や他指標と差異が生じる可能性がある点が注記として示されています。取り扱う決済手段や決算調整の影響により月次では数値の変動が発生し得るため、比較検討の際は注意が必要です。
リリースでは、3月に新規ユーザー獲得を目的としたツール販売のキャンペーンを実施予定であることも明記されています。具体的なキャンペーン内容や期間については本文には詳細が記載されておらず、同社のコーポレートサイトでの情報更新により確認する旨が示されています。
情報公開と追加リソース
製品やマーケティング、アライアンスなどの定性的な活動に関する情報は、同社のコーポレートサイトで随時掲載されると明記されています。IR関連の情報やニュース、アンケート、メールマガジン、動画など各種リソースへのリンクが案内されています。
主要な参照先は以下の通りです。リリース本文のリンクを明示しているため、詳細確認や資料ダウンロードは該当ページを参照する必要があります。
- セルシスニュース(IRニュース): https://www.celsys.com/irinfo_celsysnews/
- IRアンケート: https://www.celsys.com/irinfo_questionnaire/
- コーポレートサイト(会社情報): https://www.celsys.com/
- IR・投資家情報: https://www.celsys.com/irinfo/
- IRメールマガジン: https://www.celsys.com/irinfo_magazine/
- YouTubeチャンネル: https://www.youtube.com/@celsys_official/videos
本記事の要点整理
以下の表に、リリースで示された主要な事実と注記を整理してまとめます。数値や注記はプレスリリースの記載内容に基づきます。企業側が採用している指標の定義や計算上の前提、注意点も併せて掲載しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リリース発行者 | 株式会社セルシス |
| 発表日時 | 2026年3月6日 11時20分 |
| CLIP STUDIO PAINT ARR(3か月移動平均) | 過去最高の56億円(2月時点) |
| チャーンレート | 有料契約ベースの解約率。契約単位で算出。月額・年額の契約の増減をすべて含む。具体的な率は非開示だが「安定している」と記載。 |
| プラットフォーム利用者数 | 1,200万人を超えた(2月時点)。CLIP STUDIO WEBサービスおよびCLIP STUDIO ASSETS等を含む合算値。 |
| 売上区分 | サブスクリプション、ツール販売(買い切り・法人ライセンス等)、プラットフォームサービス、流通ソリューション(電子書籍・DC3) |
| 計数注記 | 3か月移動平均を採用。計算過程で百万円未満を切り捨てるため、連結業績等と差異が生じる可能性。 |
| 今後の主な予定 | 3月に新規ユーザー獲得を目的としたツール販売のキャンペーンを実施予定。詳細は同社コーポレートサイトで案内。 |
| 参照リンク | https://www.celsys.com/irinfo/ ほか(IRニュース、IRアンケート、YouTube等) |
本表はリリースに記載された情報を網羅的に整理したものであり、数値の算出方法や注記も含めて提示しています。企業が採用している集計方法や表示方法により、他の公表数値と差が生じる点に留意して比較や分析を行うことが適切です。