2月7日開幕 尾張徳川家の雛まつり 名古屋展
ベストカレンダー編集部
2026年2月1日 18:59
尾張徳川家の雛まつり
開催期間:2月7日〜4月5日
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尾張徳川家に伝わる「雛」の荘厳──名古屋で迎える早春の恒例展
徳川美術館(名古屋市東区)で毎年春に開催される「尾張徳川家の雛まつり」展が、2026年2月7日(土)から4月5日(日)まで開催されます。尾張徳川家伝来の雛人形や雛道具を江戸時代から近代に至るまで一堂に展観するこの展覧会は、今年で39回目を迎え、名古屋に早春の訪れを告げる風物詩となっています。
会場には、明治・大正・昭和の三世代にわたる当主夫人所用の豪華な大雛段飾りをはじめ、有職雛(公家装束を考証して作られた雛人形)や婚礼調度の実物とそれを模した雛道具など、多彩な品々が並びます。大雛段飾りは高さ約2m、幅約7mにおよび、格式と細緻な美意識を伝えます。
なお、本プレス文書に添付されたファイル名は「d126379-15-9cbfe3b8aa642ff3053d44aae2d29fee.pdf」です。
開催概要と基本情報
展覧会の基本情報は次の通りです。会期、開館時間、休館日、会場、料金や主催など、来訪前に確認したい基本事項を整理してお伝えします。
本文中に開館時間の最終入館時刻表記に差異(16:30表記と15:30表記)が見られます。公式な最新情報は徳川美術館のウェブサイトでご確認ください。
- 展覧会名
- 特別展「尾張徳川家の雛まつり」
- 会期
- 2026年2月7日(土)〜2026年4月5日(日)
- 開館時間
- 10:00〜17:00(プレス資料の表記で最終入館は16:30と15:30の両表記が存在します。来館前に公式サイト等での確認を推奨します)
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌火曜日に振替休館)
- 会場
- 徳川美術館 本館展示室(名古屋市東区徳川町1017)
- 料金
-
- 一般 1,600円(団体・割引 1,400円)
- 高大生 800円(700円)
- 小中生 500円(500円)
- ※土曜日は高校生以下 無料
- 主催
- 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫・中日新聞社
- 連絡先
- 徳川美術館 電話:052−935−6262(受付:月曜を除く10:00〜17:00)
- アクセス
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- JR中央本線「大曽根」駅 南口より徒歩8分
- 市バス・名鉄バス 基幹2系統「徳川園新出来」下車 徒歩3分
- 名古屋観光ルートバスメーグル「徳川園・徳川美術館・蓬左文庫」下車すぐ
- 美術館南側に無料駐車場 17台あり
- 公式サイト・SNS
-
- 公式サイト: https://www.tokugawa-art-museum.jp/
- Facebook: https://www.facebook.com/tokugawa.art.museum
- Instagram: https://www.instagram.com/tokugawa_artmuseum/
- X(Twitter): https://twitter.com/tokubi_nagoya
展示の見どころ詳細
本展は大きく三つの視点で雛の世界を紹介します。第一に有職雛などの公家装束に基づく伝統的な表現、第二に実物の婚礼調度とそれを写した雛道具の比較、第三に尾張徳川家三世代にわたる大雛段飾りという大規模な展示です。
それぞれの見どころについて、展示作品の由来や制作年代、素材や意義について具体的に説明します。
矩姫(かねひめ)の有職雛──公家装束「束帯」を再現した一具
矩姫(1831〜1902)は尾張徳川家14代慶勝の正室で、18歳で入輿し、幕末から明治へと移る激動期を生きた姫君です。本展で展示される矩姫所用の雛人形は、いずれも「有職雛」と呼ばれる、公家の装束を正しく考証して作られた雛です。
今回展示される有職雛は、束帯(そくたい)という公家の正装を身に着けている点が特長です。束帯は身分・年齢・季節・場面により細かな規範があり、雛にそれを忠実に反映させることで、当時の礼装や社会的位階を示す役割を果たしてきました。資料上の年代は江戸時代19世紀、徳川美術館蔵となっています。
姫君と雛人形、大小の「お嫁入り道具」を比べる
雛人形は姫君の分身と見なされ、実際の婚礼調度の縮小模型として雛道具が誂えられてきました。本展では、婚礼調度の実物と、それを写した雛道具を並べて展示し、その精巧さと意匠の対応を示します。
具体的には、俊恭院福君(尾張家11代斉温継室)所用の菊折枝蒔絵貝桶と、それを小さく仕立てた菊折枝蒔絵雛道具(貝桶/合貝)を比較展示します。注目点は以下の通りです。
- 実物・雛道具ともに貝桶の文様や家紋が共通している点
- 貝桶内に納められる「合貝」も本物同様にハマグリを用い、小さくとも素材の変更は行われていない点
- 小さな雛道具においても寸分違わぬ細部の造形や蒔絵技法が再現されている点
これらを通じて、大名家の婚礼文化と雛人形に託された象徴性が立体的に伝わります。
尾張徳川家の大雛段飾り──三世代にわたる格式の重なり
徳川美術館で公開される大雛段飾りは、尾張徳川家の明治・大正・昭和の三世代の当主夫人が所用した雛人形・雛道具を、当時の書院を開け放って並べた仕立てを再現したものです。飾り付けは人数を要し、丸一日がかりで組まれることが伝統的に行われてきました。
展示では、19代義親夫人 米子、20代義知夫人 正子、21代義宣夫人 三千子の雛段飾りが一堂に展示され、最上段のぼんぼりを境に左側に明治、中央に大正、右側に昭和の変遷を見ることができます。これらは徳川三千子氏の寄贈によるもので、規模と意匠の両面で御三家筆頭であった尾張徳川家の美意識が示されています。
雛段には雛人形・雛道具のほか、着せ替え可能な抱き人形や動物を模した毛作り人形なども並びます。これら一つ一つに目を向けることで、当時の生活感や儀礼的意味が浮かび上がります。
初公開作品:豊島家の雛人形(森村宜稲作)
本展では初公開作品として、豊島知子氏寄贈による雛飾りを展示します。作は日本画家・森村宜稲(1871〜1938)による彩色を施した木彫彩色人形で、昭和時代の制作とされます。
この雛飾りは、豊島知子氏の実家である名古屋の豪商・富田家(屋号:紅葉屋)で誂えられ、嫁ぎ先である豊島家に持参された品です。台には有職文様の小葵文裂地が用いられ、瓶子には富田家の家紋「丸に十字文」が表されるなど、旧家の格式と雅趣を備えた構成が特徴です。
雛まつりの起源と尾張流の扱い
雛まつりの起源は古代中国の3月最初の巳の日に穢れを祓う行事に求められ、日本には7世紀頃に伝来し「上巳の節供」として3月3日に行われるようになりました。平安時代には宮廷行事として定着し、その後、日本独自の民俗信仰や人形を水に流す風習、幼児の人形遊びの呼称である「ひいな」などと結びついて現在の形になったと考えられます。
尾張徳川家では旧暦に合わせて雛を祝う慣習があり、徳川美術館の例年の開催はその慣習に倣って、現代の暦での雛季を越えて例年4月上旬まで展示を行っています。本展も会期を通じて春を迎える慶びと華やぎを伝えます。
展覧会の要点一覧(表形式)
以下の表は、本記事に記載した展覧会の主要情報を整理したものです。開催期間、会場、料金、主な出品作品、アクセス情報などをまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展覧会名 | 特別展「尾張徳川家の雛まつり」 |
| 会期 | 2026年2月7日(土)〜2026年4月5日(日) |
| 開館時間 | 10:00〜17:00(プレス資料に16:30/15:30の最終入館表記の差異あり。公式サイトでの確認を推奨) |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌火曜に振替) |
| 会場 | 徳川美術館 本館展示室(名古屋市東区徳川町1017) |
| 入場料 | 一般 1,600円(1,400円)/高大生 800円(700円)/小中生 500円(500円)/土曜は高校生以下無料 |
| 主な出品 |
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| アクセス | JR大曽根駅 南口 徒歩8分/基幹2系統バス「徳川園新出来」 徒歩3分/メーグル停留所すぐ/南側駐車場17台無料 |
| 主催・問合せ | 主催:徳川美術館・名古屋市蓬左文庫・中日新聞社/問合せ:徳川美術館 052-935-6262(受付:月曜除く10:00〜17:00) |
| 公式情報 | 公式サイト:https://www.tokugawa-art-museum.jp//SNS:Facebook・Instagram・X(URLは本文参照) |
本稿では、展覧会の会期・展示構成・出品目録・入場料・アクセス等、プレスリリースに記載された情報を網羅して整理しました。詳細や最新の入場条件、最終入館時刻などは徳川美術館の公式サイトにてご確認ください。